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2026年05月24日20:54

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「本割で敗れている相手を制す」、“優勝決定戦あるある”ではあるが。

■小結・若隆景 優勝決定戦で25場所ぶり2度目のV 2022年春場所以来、史上3番目のブランク優勝 2横綱2大関不在の混戦制す
(TBS NEWS DIG - 05月24日 18:14)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8798681
大相撲五月場所千秋楽、東小結の若隆景が大関霧島を優勝決定戦で押し出しに退け、令和4年の三月場所以来25場所ぶり2度目の幕内優勝を果たして“有終の美”を飾りました。十四日目を終えた時点で、三敗の霧島と若隆景を星一つ差の四敗で東前頭二枚目義ノ富士、西前頭十枚目伯乃富士、東前頭十一枚目宇良、東前頭十三枚目琴栄峰、東前頭十七枚目藤凌駕の5人が追走、優勝の可能性を残すと言う賜杯レースとなりましたが、三敗の若隆景が藤凌駕を肩透かしに仕留め、霧島も宇良を押し倒しで制し、両者12勝3敗として決定戦に。両者の対戦は本割では十一日目に霧島が寄り切りで白星を挙げていますが、決定戦では若隆景が正面から鋭い踏み込みでぶつかり、一気に霧島を押し出しで一蹴、優勝を決めました。
優勝インタビューでは、
Q:おめでとうございます。
若隆景:「ありがとうございます」
Q:4年ぶりの優勝です。
若隆景:「そうですね。あまり実感が湧いていないです」
Q:4年前はコロナ禍で入場者が制限されていましたが、今回は満員の国技館での優勝となりました。
若隆景:「うれしく思います」
Q:ご家族の前で優勝を決めました。
若隆景:「怪我をした時、常に側で支えてくれた家族の前で優勝出来てうれしいです」
Q:どんな気持ちで千秋楽を迎えましたか。
若隆景:「最後まで集中を切らさず、自分らしい相撲を取りきろうと思いました」
Q:霧島との優勝決定戦は見事な相撲でした。
若隆景:「悔いの残らないよう、良い相撲を取ろうと思いました」
Q:何が優勝につながりましたか。
若隆景:「一番一番、自分らしい相撲を取ろうと思って集中して土俵に上がりました。それが良かったのかなと思います」
Q:膝の怪我から戻ってきました。何が原動力となりましたか。
若隆景:「一番は家族の存在ですね」
Q:どのような支えがありましたか。
若隆景:「今日の朝も、子供たちに『優勝してね』と言われていました。優勝した姿を見せることができて良かったです」
Q:大関昇進の起点を作りました。今後へ向けてはいかがですか。
若隆景:「自分の相撲は、下から攻めると常々言っていますが、それをどんどん磨いていきたいです」
と、寡黙で生真面目なこの人らしい言葉でまとめられた内容に終始した印象を感じました。
若隆景と言えば、「大関候補」と言われ、新関脇だった令和4年三月場所で初優勝を果たし、大関昇進への道がしっかり敷かれたような感じになってきた矢先、その翌年の三月場所で右膝を負傷、三場所連続して全休、番付を幕下に下げてから復活しましたが、一度は関脇に戻したものの、古傷の膝や肘などの故障もあり、先場所は勝ち越ししながら傷めていた右肘を悪化させて十四日目から休場、場所後の春巡業を全休、その影響が懸念された中での今場所の土俵でした。
しかし、休場明けの今場所の若隆景はその正攻法の相撲が冴え渡り、押っ付けの強さや吊り出しもあり、多彩な技で通算7回目の技能賞を受賞するほどの充実の土俵となりました。4年2カ月ぶりの優勝は、琴錦(現:朝日山親方)の7年2カ月、照ノ富士(第73代横綱、現:伊勢ヶ濱親方)の5年2カ月に次ぐ長期のブランク優勝となりましたが、審判部長の浅香山親方(元大関魁皇)曰く「今場所の12番が大関昇進の起点となる」とのことで、再度の大関トライアルが始まることになるようです。また、決定戦に敗れた霧島も今場所の12番が「優勝同点」となったことから「来場所、レベルの高い優勝」なら横綱昇進もあり得るとなったようです。
さて、三賞ですが、殊勲賞は霧島以外の上位力士がすべて千秋楽までに休場のためか「該当者無し」、敢闘賞は昨日打ち出し時点で四敗の5人に「今日(千秋楽)勝つこと」を条件、技能賞は条件無しで若隆景となりましたが、義ノ富士が四敗同士の琴栄峰を寄り切りに仕留め、伯乃富士が藤青雲を叩き込みに退け、この2人が条件をクリアして受賞。十両優勝は東6枚目の一意(かずま、24歳、木瀬部屋)が東9枚目の西ノ龍を寄り切りで制して12勝3敗で優勝、決定戦となった幕下は6勝1敗の7人で争われた末、西20枚目の碇潟(いかりがた、伊勢ノ海部屋)が優勝。三段目は東6枚目の旭富士(24歳、伊勢ケ濱部屋)が東77枚目の木竜皇(23歳、立浪部屋)を小手投げで制して優勝となりました。
その他。横綱大の里と大関安青錦が初日から、横綱豊昇龍が二日目から休場、さらに小結高安や朝紅龍、大関琴櫻、朝乃山が相次いで休場、八角理事長(第61代横綱北勝海)の「協会ご挨拶」に揃う役力士が一大関二関脇一小結の4人だけとなったのがその象徴的なシーンになったかもしれません。
また、NHKの大相撲中継の解説の親方衆(プラス琴風(元大関)と舞の海(元小結))に、元横綱が一人も担当しなかったのも特徴的だったかもしれません。協会の親方衆の横綱経験者は、芝田山親方(第62代横綱大乃国)、宮城野親方(第63代横綱旭富士)、武蔵川親方(第67代横綱武蔵丸)、音羽山親方(第71代横綱鶴竜)、二所ノ関親方(第72代横綱稀勢の里)、伊勢ケ濱親方(第73代横綱照ノ富士)がいますが、宮城野親方は定年後の再雇用(参与)で、武蔵川親方は監察委員、音羽山親方と二所ノ関親方は審判部でそれぞれ解説担当に入ることはなく、伊勢ケ濱親方は弟子への暴力事案で降格し解説担当から外れ、先場所までは入っていた芝田山親方が入らなかったためで、今場所の解説を務めた元横綱はABEMAの花田虎上(第66代横綱若乃花)と芝田山親方だけだったようです。
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