生まれつきの卵巣腫瘍。皮様嚢腫ともいう。
本人の成長とともに拡大する。自然に治ることはない。
中身は「脂、髪の毛、神経、骨」など。
つまり本人が本来持ってるものがたまたま卵巣内に「まくれこんでいる」状態。
だから本人が生きてる間は腫瘍の中身も生きて、成長する。
脂は増える、髪の毛は伸びる、骨は太くなる。
なぜか左右両方にある場合が多い。
成長具合は個体差が多く、この話のように5歳くらいで茎捻転起こすこともあれば
(捻転を起こすのは直径5センチ越えたあと)
何かの検査で「ある」ことはわかっているが、
大きくならないので経過観察を一生続けるような例もある。
漫画ブラックジャックの、ピノコがこの卵巣腫瘍の中身でしたね。
この記事になった話は、5歳のとき茎捻転して右卵巣手術、
21歳で左卵巣がすごく大きくなってしまってまた手術、という話。
そういう例もそれほど珍しくないです。
だから片方だけの手術をしたときはもう片方の卵巣も見るけど、
「特に問題ない」場合は術後に「今はないけどずっとあとでできるかも」と言う。
で、「なるべく卵子を残す手術」なんだけど、
5歳じゃかなり無理があるだろうね。
そもそも初経前は卵巣が梅干し(小)くらいしかないからさ。
腫瘍部分のほうがよほど大きいわけ、なるべくそこだけとって
残りは縫い合わせるようにするけど、
腫瘍部分が少しでも残ると再発するから、大き目に切るしかない。
あとは、手術になった原因が「茎捻転」ということは
卵巣にいく血管がねじれて卵巣に血流がいかなくなり、ひどい痛みが出たってこと。
残念だけど茎捻転による血流阻害が原因で、せっかく残した卵巣が
機能を失った(卵子が消滅してホルモンを作れない)可能性もあるのよね。
ちなみにこの記事にある「卵子の数を表す数字」はたぶんAMHといわれるもの。
正常値は30歳で3から4くらい。
だからこの人の数字はものすごく低いんだけど、
卵子の数が少ないから妊娠可能性が低いとは限らない。
なんだってそうなんだけど「量より質」が大事なんです。
この人だってちゃんと妊娠できたじゃないか。
■「右の卵巣が機能していない」2度の卵巣嚢腫手術を経験した紺野ぶるま、妊娠・出産を経て伝えたいこと
(週刊女性PRIME - 05月24日 16:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=235&from=diary&id=8798516
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