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2026年05月13日14:31

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ファンタスティック・プラネット(La Planete sauvage)

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 アニメーション作品として史上初めてカンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞したSFアニメ。大人向けの長編アニメがほとんど作られていなかった1970〜80年代のフランスで、独創的な作品を生み出したルネ・ラルーの長編監督第1作。

地球ではないどこかの惑星。その星には真っ青な肌に赤い目をした巨人ドラーグ族と、彼らから虫けらのように虐げられている人類オム族が住んでいた。ある日、ドラーグ人の知事の娘ティバは、ドラーグ人の子どもたちにいじめられ母を亡くしたオム族の赤ん坊を拾う。ティバは赤ん坊をテールと名付け、ペットとして飼うことになるが……。

フランスのSF作家ステファン・ウルの原作をもとに、幻想的な画風の漫画家・イラストレーターのローラン・トポールが4年の歳月をかけて描いた幻想的な原画を、ルネ・ラルー監督が切り絵アニメーションという手法で完成させた。日本では1985年に劇場初公開。2021年にリバイバル公開。2025年には特集上映「ルネ・ラルー ファンタスティック・コレクション」にて4K修復版が公開。(映画.comより)







<2025年8月24日 劇場鑑賞>

 実はこの監督、作品ともに知りませんでした。とても有名な監督みたいですね。チラシによると、コロナ禍の2021年に行われた上映では満席回を全国各地で出したとか。今回、和歌山のミニシアター”シネマ203”で予告を見て「なにこれ?」と興味をもったことで、芸術感覚ゼロの私でも「まぁ見ておこう」と思ったのでした。



 話や画は確かに少々奇異ですが、ちゃんと起承転結があり、理解できる話でした。とある惑星では、文明人のドラーク族と小さくて”虫扱い”されているオム族が住んでいます。ドラーク族の中でも、知識層とそうでもない奴らはいるみたいで、主人公は赤ん坊のときにドラーク族の子供たちに遊びがてらに母親を殺されてしまいます。彼を拾った女の子はかわいそうに思って彼を引き取り「テール」と名付けてかわいがります。知事である父親もそれを許します。そして、彼女と一緒に学習していったテールはやがて女の子よりも早く知識を吸収し(ドラーグ族の1週間はオム族の1年に相当するため)、ドラーク族に匹敵する知識を得ます。やがて野生のオム族と出会って溶け込んだテールは、オム族の食料確保や動物撃退の方法を大きく進化させ、オム族の都市は発展してゆく、そんな話です。



 もちろん、オム族に脅威を覚えたドラーク族に攻め入られて、オム族は他の星を見つけたり、でもそこはやっぱりドラーク族のものだったりと、意表を突く展開にはなりますが、最終的に双方大人の判断のもと、違う惑星に住むことによって共存する道を選びます。素晴らしいですね。画こそ奇異ですが、しっかりしたお話でした。楽しめました。
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