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2026年05月13日11:31

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平肝熄風類の中薬、牡蛎

五気六味:微寒/鹹
帰経:肝、腎

はたらき・適応症状

1、鎮驚安神
陽気亢進により驚きやすい、不安感、不眠、多夢、動悸

2、益陰潜陽
四肢のひきつり、ふるえ、めまい、耳鳴り

3、収斂固脱
多汗、遺精、おりものが多い、不正出血

4、軟堅散結
痰のかたまり、しこり

*使用する際は、砕いて使う。



古くから滋養豊かな食材として親しまれてきた牡蛎(ぼれい)。ここでいう牡蛎は食材としての牡蠣だけでなく、中医学で用いられる生薬「牡蛎」を指し、主に殻を乾燥させて使用します。精神の高ぶりを鎮めたり、体の不調を整えたりする働きがあるとされ、幅広く活用されてきました。今回は、牡蛎の効能についてご紹介します。



牡蛎の基本性質
牡蛎は「五気六味」で「微寒性・鹹味(塩味)」を持ちます。体の余分な熱を鎮めながら、潤いを補う性質があり、「肝・腎」に作用するとされています。

中医学では、精神の安定や体内バランスの調整に関わる重要な生薬のひとつです。

牡蛎の主なはたらき
1.鎮驚安神(ちんきょうあんしん)
高ぶった神経を落ち着かせ、心を安定させる働きがあります。
陽気が過剰になっている状態による、驚きやすさ、不安感、不眠、多夢、動悸などの症状に用いられます。

ストレスや緊張で気持ちが落ち着かないときにも役立つとされています。

2.益陰潜陽(えきいんせんよう)
不足した“陰”を補い、上にのぼりすぎた陽気を鎮める作用があります。
四肢のひきつりやふるえ、めまい、耳鳴りなど、体のバランスが乱れた際の症状改善に活用されます。

3.収斂固脱(しゅうれんこだつ)
体から必要以上に漏れ出るものを抑える働きがあります。
多汗、遺精、おりものの増加、不正出血など、“漏れ”に関する症状に適していると考えられています。

4.軟堅散結(なんけんさんけつ)
硬くなったものをやわらげ、しこりを散らす作用があります。
痰が固まったものや、しこりの改善に用いられることがあります。

使用時のポイント
牡蛎は生薬として使用する際、殻を砕いて用いるのが特徴です。
また、体を冷やす性質があるため、冷えや胃腸虚弱の方は使用に注意が必要です。実際に取り入れる際は、専門家の判断のもとで使用することが望ましいでしょう。

まとめ
牡蛎は、
・精神の高ぶりを鎮める
・めまいやふるえを和らげる
・汗や出血などの“漏れ”を抑える
・しこりをやわらげる

といった多彩な働きを持つ生薬です。

自然の力を活かした中医学の知恵として、心身のバランスを整える一助となるかもしれません。

詳細はこちらへ
https://ameblo.jp/stephen19690326/entry-12965694894.html
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