人が死んだあと、数日から数ヶ月間埋葬せずにいわゆる「喪に服す」。
この行事が「もがり」である。
太古の時代は一般人も「もがり」を行ったらしいが、今は天皇家のみ。
昭和天皇のときも2ヶ月近くの「もがり」が行われている。
ご遺体から血液や内臓を抜いて防腐処置を施し、というエンバーミングは
日本では発達しなかった。
だから「もがり」の間、棺桶の中の死体はどんどん腐っていく。
季節によっては白骨化までいくだろう。
「もがり」に付き合わなくてはならないご親族には大変だと思うが、
「腐っていく」のを見守るのが「もがり」の目的だから仕方ない。
生きていた人間が死に、死者としての変化を遂げることを確認する。
そうすることでご遺族は「この人は死んでしまった」ことを納得し、
万が一にも復活することなどないことを認める。
「もがり」では決まりにしたがって棺桶を安置する場所を何度か移動する。
棺桶の中身はもろく崩れてきているのだから、水平にしてそーっと運ぶのだろう。
今はもちろん棺桶は密封されているだろうが、
昔はご遺体から漏れた体液が棺桶を傾けたことで流れ出ることもあっただろう。
もちろん隙間からご遺体を食い荒らす昆虫やげっ歯類が入り込んだだろう。
腐敗臭も漂うのが当然だ。
ご遺族にとってはどんなにかいたたまれないことだろうか。
今の上皇さまは上皇后さまとともに「火葬」をお望みとのこと。
そうなれば「もがり」はなくならないまでも短縮され省略され、
参加する人たちの負担も軽くなり、「陵」「廟」も小さくてすむ。
(棺桶まるまる保存するなら広さも必要だが骨壺なら狭くても収納可)
民間からお妃を迎え子供を自分たちの手で育て、
死ぬことでなく自分の意思で「譲位」をしたお方はさすがだな、と思う。
■昭和天皇陵、より近くで参拝可に=29日、100年の節目で―宮内庁
(時事通信社 - 04月26日 08:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=8763208
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