映画ファンの聖地となっていたニューヨークのレンタルビデオ店「キムズビデオ」の膨大なビデオコレクションの数奇な運命を追ったドキュメンタリー。
1987年、韓国系移民のキム・ヨンマンがニューヨークに開業したキムズビデオには、世界中から収集された5万5000本もの貴重な映像作品が取りそろえられ、多くの映画ファンたちが通い詰めていた。しかしビデオレンタルの時代は終焉を迎え、2008年に惜しまれながらも閉店。数年後、キムズビデオの元会員デビッド・レッドモンがコレクションの行方を捜索すると、イタリアのシチリア島にある村サレーミに移設されていたことが判明する。しかも、管理体制はずさんで、貴重なコレクションがホコリだらけの湿った所蔵庫に放置されていた。
レッドモンは助けを求める映画たちの“声”にかきたてられ、唯一無二のコレクションを救い出すことを決意。架空の映画撮影を偽りながら、前代未聞の奪還計画に乗り出す。(映画.comより)
<2025年8月10日 劇場鑑賞>
田舎に住んでいるので、少しでも珍しい映画が来ると、内容をよく見ずに見に行くことも少なくありません。それでなくてもスルーされることの多い過疎県ですから。しかし、この映画は誰が選んだのかなぁ。よく和歌山に来ましたね。そして都会ではどれくらいの客入りだったのでしょうか。
アメリカ・ニューヨークの「キムズビデオ」は、ニューヨーク大学の近くだったこともあって、たいそう繁盛したのだそうです。のちに有名監督となる人なども多く通っていたそうで、いわゆるシネフィルの聖地だったようですね。しかし、時代の流れには抗えず、また違法なものもあったようで、ともかくお店は閉店。膨大な数のビデオたちは、イタリア・シチリア島の村に移されます。村は、「村おこしに」と期待して計画したのでしょうが(キム氏は会員に貸し出すという条件で譲っていた)、村の思惑通りには物事が進まず、結局放置されるハメに。何年か後に、キムズビデオのファンが調査したときはゴミ同然になっていた、という話です。
この映画は純粋なドキュメンタリーではなく、かなりアレンジされています。なので、俄然正義感に燃えたコアなファンたちが立ち上がり、盗み同然で取り戻す、みたいな映画になっていますが、その後のからっぽになった倉庫などが普通に映せてるので、ちゃんと契約して取り戻したのでしょう(笑)。あんな量のビデオを担ぎ出してたら目立つし。
往年のファンが「再びニューヨークにビデオ店を」という気持ちはよくわかりますが、映画の最後で、規模を縮小し再開店していた”キムズビデオ”は、その後どうなっているのでしょうか。ちゃんと存続している?
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