『八日目の蝉』いや、あの邦画は素晴らしかった。八日目の朝、やっと点滴が取れた。
看護師さんが、予約でシャワーが使えますよ、と教えてくれた。
是非、お願いします。と予約を頼めば、明日の午後30分だけだとのこと。
『シャワー! 願います!

』
私は囚われの身の囚人のように、元気に右手で挙手をし、訴えた。
ネット注文の旅行用シャンプーセットと、下のコンビニで買ったシャワータオル、そして搬送時に、慌てて大きなバッグに入れたバスタオルを持ち、その時間に看護師さんに従い、シャワールームへ行った。
風呂釜はあっても、お風呂には入れない。シャワーのみだ。シャワー終了後、消毒する時間もあるらしい。
でもありがたい! あちこちムズムズして来たし、ことにシャンプーは天にも昇る心地がした。だが、だが、ここの病院の温水は消毒水だったのだ。
目に染みて、染みて、あ〜っ! またしても『罰ゲーム』に遭遇してしまったのだ。
しかも30分の制限時間、両足の痺れとの格闘! 転ばないように、こけないようにとかなり緊張してのシャワータイム。
だが、地獄から天国に、やっと生き返った心地がしたのだ。被災地でお風呂に入れなかった方々のご苦労が

目じゃなく、身にしみた。
前後するが、風呂が嫌いだった私の父や、そしてスティーブ・ジョブズ、又はチベットの生湯しか浸からない山間民族の習慣。亡くなられた登山家の田部井 淳子さんも語っておられた。
登頂まで、2〜3ヶ月ぐらいお風呂には入れませんから、誰の物かすぐに匂いで判り、地元のシェルパとも蟠り無く親しくなれた、とも

なんと軟弱な自分、またしても確認できた。
滑り込みセーフでの本日の日記なり

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