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2026年03月08日18:16

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ストレンジ・ダーリン(Strange Darling)

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 シリアルキラーの恐怖に包まれた街を舞台に、とある男女の出会いが予測不能な展開へと突き進んでいく様子を、時系列を巧みに交錯させた全6章構成で描いたスリラー映画。

シリアルキラーによる連続殺人事件が世間を震撼させるなか、モーテルの前に1台の車が停まる。そこには、バーで知り合ったばかりの1組の男女が乗っていた。やがてその女“レディ”は男“デーモン”に命を狙われ、銃を持った彼から必死で逃げ惑うが……。

ドラマ「ジャック・リーチャー 正義のアウトロー」「パルス」のウィラ・フィッツジェラルドが“レディ”、「Smile スマイル」のカイル・ガルナーが“デーモン”をそれぞれ演じ、「クローブヒッチ・キラー」のマディセン・ベイティ、ドラマ「ブレイキング・バッド」のスティーブン・マイケル・ケサダ、「シー・デビル」のエド・ベグリー・Jr.、「ブラック・スワン」のバーバラ・ハーシーが共演。監督・脚本は本作で注目を集め、スティーブン・キング原作の映画「死のロングウォーク」の脚本も手がけるJ・T・モルナー。「コールド マウンテン」「アバター」などへの出演で知られる俳優のジョバンニ・リビシが、プロデューサーと撮影監督を務めている。(映画.comより)







<2025年7月20日 劇場鑑賞>

 よく言出来た映画でした。話は時系列に進むのではなく、6章に分けられた細切れな映画をバラバラの順番で見せられます。そのことにより、観客は「かわいそうな若い女性が、むくつけき男に追いかけられてる」「早く助かりますように」と思考を誘導されるようになっているのです。しかしまぁ、映画自体が複雑な構造だし、シリアルキラーのニュースが巷を席巻しているのに、か細い女性が見知らぬ男に簡単について行くのも変だし、「違うんだろうな」とか「どんでん返しがあるんだろうな」と誰でも予測できるようにはなっています。そのうえで、徐々に真実を見せていく、そして「思い込み」がいかに危険かを提示してゆく、そういう映画です。



 確かに、私たちは日常において、無意識とはいえ結構思い込みで現実を判断しているところはあると思います。しかしながら、それだけ人々が「思い込む」ということは、現実的にそれだけそういう例が多いのであって、例えば、下着を半分下げられた若い女性が繋がれた状態で発見されたら、いちいち「思い込みで判断してはいけない」とじっくり考える暇はなく、まず女性を助けるべきですよね。「レイプされたのかも」と思うのは当たり前ですよね。実際、ほとんどの事例は予想通りだと思います。



 なので、映画はとてもよく練られていて面白かったですけれども、だからといって「思い込みで判断するのは危険です」というのは、違う気がせんでもないなぁ、と思った次第です。もちろん、事件性のあるものは、あらゆる可能性を探るべきでしょうけれど、やっぱり最初は弱者を助けるべきだよな、とも思いました。私は騙されやすいおばさんの筆頭かもしれません(笑)。
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