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2026年03月06日07:06

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クルマ0522 エンジン2基(BUGATTI T45 )

「エンジン2基」というタイトルからは、エンジンをフロントとリヤに積んでそれぞれを駆動する4WDを想起しますね。そんな例として本稿0139でアルフアロメオ・ビモトーレを、0140でミニTWINIを採り上げました。

ですけど、ブガッティ・タイプ45はFR(フロントエンジン・リヤドライブ)なんです。フロントに搭載されたエンジンに4段ギヤボックスが連結されていてプロペラシャフト〜ディファレンシャルを介してリヤを駆動します。いたってフツーに聞こえます。

https://share.google/ZeNc85GYtcjGiSTDx

「どこが『エンジン2基』やねん」ですね。実はそのエンジン自体が「ツイン」なんです。下の写真を見ればカムシャフトが2本あるツインカム(DOHC)エンジン1基かと思いますね。

https://share.google/D79zfcBR8B8aSFBBh

https://share.google/LlQBy4oU1QLqArGzx

でも黒いエクゾーストパイプが左右から8本ずつ出ていますし、スーパーチャージャー(とゼニス製のキャブレター)も左右に1組ずつ付いています。

https://share.google/jgjOTWpuJ5efY4jTR

即ちどちらのカムシャフトも吸排気バルブを作動させているってこと。ということは…長い直列8気筒シングルカム(OHC)エンジンが左右対称に並んでいるってことです。16気筒です(U-16と呼ばれます)。それぞれはボア60×ストローク84mmの水冷直列8気筒OHC1900ccで、合わせて3800ccから250馬力を出力しているとされています。

当然クランクシャフトも2本ですけど、それらはギヤで連結されて一本化、あたかもエンジンが1基のように扱えるんです。
とんでもない設計ですね。理には適っていますけど。

タイプ45はブガッティがグランプリに勝つために製作したレース専用モデルです。スチールの梯子型シャシーに、フロント・リヤともリーフ・スプリングで支えられたリジッドのアクスル、というGPブガッティの定石の足回りを持つ車体はホイールベース 2596・トレッド1250mm、車重900 kg。
1台作られたのみです。

2015年にアメリカ・ペンシルベニア州ハーシーで開催されたヒルクライムに参戦したT45です。

https://youtube.com/watch?v=HVSxfrj6JWE&si=Jiqgrxq56zxfVf-3

そして、市販を目論んで4座にしたタイプ47も計画されプロトタイプが1台作られました。エンジンもボア60×ストローク66mmの2986ccに縮小されています。

https://share.google/e7KgrWiIuEQWSPTH5

https://share.google/rqp03pBrUaio5BOVS
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