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2026年02月09日13:47

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京の碑めぐり: 待賢門跡

待賢門跡 ― 絵巻に描かれた平安京の正門風景
京都の大宮通と椹木町通が交わるあたりに、ひっそりと立つ石標があります。そこが、かつて平安宮の外郭東側に設けられていた「待賢門」の跡地です。現在の街並みからは想像しにくいものの、平安時代には宮廷文化を象徴する重要な門がこの地にそびえていました。

待賢門は、五間戸三間という堂々とした規模を持ち、瓦葺の屋根には鴟尾(しび)を載せた格式高い建造物でした。門は平安京の大動脈である大宮大路に面し、平安宮へ入るための主要な入口のひとつとして機能していました。

この門がとりわけ印象的なのは、宮中へ参内する際、貴族たちがここで牛車を降りることが多かった点です。そのため、待賢門前の様子は『年中行事絵巻』などの絵巻物にも描かれ、当時の華やかな宮廷生活を今に伝えています。牛車を降り、装束を整えて門をくぐる姿は、平安貴族の儀礼と美意識を象徴する場面だったのでしょう。

現在、この地に門の姿は残っていませんが、石標がその存在を静かに伝えています。賑やかな通りに立ちながら、ふと千年以上前の風景に思いを馳せると、牛車の軋む音や人々のざわめきが聞こえてくるようです。

待賢門跡の石標は、平安京が誇った宮廷文化の記憶を現代に結ぶ小さな扉のような存在です。京都の街歩きの途中、ぜひ足を止めて、かつての都の正門に立っていた自分を想像してみてはいかがでしょうか。

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https://ameblo.jp/stephen19690326/entry-12955951643.html
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