人間を凶暴化させるウイルスが蔓延した世界を舞台に繰り広げられる死闘を描いたサバイバルホラー。「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイル監督、「シビル・ウォー アメリカ最後の日」のアレックス・ガーランドによる脚本でスマッシュヒットを記録した第1作「28日後…」、その続編である第2作「28週後…」に続くシリーズ第3作となり、第1作以来ダニー・ボイル監督×脚本アレックス・ガーランドのタッグが復活した。
人間を凶暴化させるウイルスが大都会ロンドンで流出し、多くの死者を出した恐怖のパンデミックから28年後。生き延びるために海を隔てた小さな孤島に逃れた人々は、見張り台を建て、武器を備え、身を潜めて暮らしていた。ある日、島で暮らすジェイミーと、島を一度も出たことのない12歳の息子スパイクは、ある目的のために島の外へと向かい、本土に渡る。彼らはそこで、人間が人間でなくなった感染者だらけの恐怖の世界を目の当たりにする。
「TENET テネット」「クレイヴン・ザ・ハンター」のアーロン・テイラー=ジョンソンがジェイミー役を務め、「教皇選挙」のレイフ・ファインズ、「最後の決闘裁判」のジョディ・カマーらが共演。シリーズ第1作「28日後…」で主人公を演じ、「オッペンハイマー」でアカデミー主演男優賞を受賞した俳優のキリアン・マーフィも製作総指揮として参加した。(映画.comより)
<2025年6月22日 劇場鑑賞>
「28日後」も「28週後」も見たのですが、細かいことは忘れてしまっていました。「よくできた作品だったなぁ」という感想くらいしか覚えてなくて。で、今回この作品の感想を書くにあたって、旧作のネタバレを読み返したのですが、あんまり話に関連はないようですね。「人を狂暴にするウィルスが蔓延した状態」という部分くらいで。
さて、3作目では、どうやら「狂暴化ウィルス」をイギリス本土に封じ込めることに成功しているみたいです。その結果、生き延びた”非感染のイギリス人”は、ひとつの島に固まって住んでいる模様。なんとかそこで自給自足の生活をしていますが、やっぱり時々は「物資の調達」などで本土に出向くことが必要になります。今回はジェイミー(アーロン・テイラー=ジョンソン)が初めてのチャレンジとなる息子のスパイクを連れて本土に向かいます。少年の”男度”を試す「一人前になるための通過儀礼」の意味合いもあるようです。
そしてチャレンジ後、無事に帰還。二人は、感染者がいろんな形態に進化していることを知ります。そして、本土には医者がいることを発見したスパイクは、病気の母を連れてもう一度本土へ渡ります。医者まで行くその道々、二人は感染者の妊婦に出会います。産気づいた彼女を助けて出産させるのですが、赤ん坊は感染してなかったのです。しかし、母は末期のがん。医者からは助からないこと、安楽死という方法があることなどを教わります。死生観をドクターに教わったから?スパイクは非感染の赤ん坊を島のみんなに預けたあと、本土に戻るのです。
ところで、映画の冒頭では「テレタビーズ」を見ている子供たちの眼前で大人たちが襲われるシーンが描かれます。子供たちもその後襲われたのでしょうか。そこは描かれませんが、ともかく一人の少年ジミーが逃げます。その途中で牧師の父から十字架のネックレスを託されて。父親は感染者に襲われてしまいますが、ジミーは逃げおおせるのです。その後上に書いたジェイミーやスパイクの話に飛ぶので、そこからどれだけ時間が経っているのか説明もないのですが、ラストシーンでは、成長したジミーが仲間を引き連れてスパイクの前に現れるのです。ここがわかりにくかった。その青年がジミーだというのは、十字架を持っていることで判断するか、あるいは名前を記憶しているかしかないと思うのですが、書いたように時間の経過の説明がないので、それが冒頭の少年だということに、私は理解が及びませんでした。すると、物語の肝心な部分が理解できないかもしれない。私がアホなだけなんだろうけれど、注意力が必要ですね。
そして、物語はそのまま「白骨の神殿」につながるのです。ここ、時期を詰めて公開してくれてよかったと思います。わからなくなるところでした。しかし、感染者も進化していて、高等とされる「アルファ」やそうでないものに分かれているって、なんだかリアルだと思いました。ゾンビじゃないもんね、人が狂暴化しているだけだもんね、知性も残ってるってことあり得ますよね。
パニック映画かと思いきや、案外奥が深いのでした。
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