Amazonで、ル・グウィンの本がポイント50%還元で出ていた。
ハヤカワの本は、よくこういうセールをやるよなぁ。
夏もやっているし。
だから、今、無理に買うこともないんだけど、気になる本はいくつか買ってしまった。
セールに惹かれて買った本って、過去の経験からいうと、あんまり読まないんだけどね。
俺の場合、セールに限らないか。
買った本を読んでいないわけではない。
数でいえば、わりと読むほうではあるだろうけどさ。
それ以上に、買っちまっているところはある。
といって、ぜんぶ無駄になるかといえば、本棚の本でも電子書籍でも、たまにつらつらと眺めて、あ、こんな本あったんだ、と手に取ったり、タップしたりしてそのまま読みj始めるということがあるからなぁ。
本は、気になったときに買わないと次に出会えるかどうかわからないとはいうものの、電子書籍でそれはないだろう。
セールというのは、そこをうまくついているとは思う。
ハヤカワの本、よく50パーセント還元してくれるし、デューンとかそれで気になって買わなかったら、読まなかっただろう、読んでよかったという本もある。
アーシュラ・K・ル・グウィンは、昔、ゲド戦記を読んだ。
中学に入ったくらいだっただろうか。いや、中三くらいだったかもしれない。
なんとなく覚えているのは、あのころ、本が読めなくなっている、本を読むのに苦労するようになった、という感覚だ。
わりと幼いころから、本は読んでいたんだけどね。
小学校の先生から、君は本を読まなくていいから、少し外に出て遊びなさいと言われたのも、今となっては笑い話だ。
ただ、なんというか、それまでなら本を開けば、ページからその世界がポップアウトしてきたような感覚から、一字一字、たどるようなもどかしさが出てきててさ。
だからといって、本を読まなくなったわけではないと思うんだけど、なんか進まないなぁと思いながらページをめくっていた感覚が残っている。
そのとき読んだ本で覚えているのが、ル・グウィンのゲド戦記一巻、『影との戦い』だった。
田舎の村で師に見いだされ、魔法使いの学校に行って、頭角を現すゲド。
しかし禁断の魔法に手を出し、一度は死にかける。
紆余曲折あって、挫折しかけた魔法の修行に戻るんだけど、そのときは以前よりもひとつひとつの魔法を覚えるのに、格段の苦労をしていたなんて話を覚えている。
そこに、自分をなぞらえていた、なんてことはないんだろうけど。
一巻を面白く読み、二巻の『こわれた指輪』はさらに面白かったものだ。たぶん一巻より面白かったと思う。ただ、主人公はゲドではなかったけど。
その後、当時の最終巻『さいはての島へ』は途中で投げたのか、読み終えた記憶がない。
大人になってから『帰還』とか、さらに続編が出ていて、読んだか、読みかけたように思うんだけど、あまり面白いと思わなかったんじゃないかな。
ちなみに、ジブリで宮崎駿の息子が映画化したのは三巻の『さいはての島へ』が下敷きになっているそうな。ちょっとちがうみたいだけどね。あまり真面目に見てはいないんだけど、映画化の話を聞いた時も、なんで一巻じゃないんだ、せめて二巻だろう、なんて思った気はする。
ル・グウィン、ゲド戦記以外、なんか読んだかなぁ。
『闇の左手』とか『風の十二方位』って、タイトルは聞くし、ひょっとしたら紙の文庫でもっていた気もするんだけど、未読。
最近どこかの読書コラムで、難解という話も聞いた。
ちょっと腰が引けているところはあるんだけど、気になる本はある。
セールのうちにいくつか買って、ってもう買ってるけど、近いうちに一冊くらいは読もう。
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