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2025年12月01日15:54

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ソーラーパネル設置とクマ

Facebook「スカッとしませんか?」

「クマなんて私が退治してやるネ」
3年前に山を買い取り、ソーラーパネル事業を始めた中国人のリーは、そう言ってクマを舐めきっていた。
彼が後先考えずに森を切り開いたせいでクマの餌場がなくなり、人里での目撃情報や被害が急増していたのだ。
地元の猟友会メンバーである俺とリーダーの山田さんは、リーの事務所へ何度も足を運び、「これ以上の開拓は控えてほしい」と訴えた。
しかし、リーは「法的に問題ない」「日本人は臆病だ」と聞く耳を持たず、挙句の果てには「クマが出たら私の拳法で退治する」と豪語して俺たちを追い返した。
クマ被害は悪化の一途をたどり、俺たちは毎日猟銃を抱えて走り回る日々。

そんなある日、リーが新しいソーラーパネル設置予定地の視察に来るという情報を聞きつけた。
俺たちは「ダメ元でもう一度説得しよう」と、念のために猟銃を持って山へ向かった。
山道を30分ほど登ると、リーと作業員たちが楽しそうに話している姿が見えた。
俺たちが声をかけると、リーはまたしても「しつこいネ」とあしらい、「ここが一番日当たりがいいから来月から工事を始める」と宣言した。
あまりの身勝手さに怒りが込み上げてきたその時、ガサガサと草むらが揺れ、体長2メートル近い巨大なクマが現れた。
リーは「ちょっと待ってろヨ」と前に進み出ると、なんと中国拳法のような構えでクマに突進し、思い切り蹴りを入れたのだ。
しかし、そんな攻撃が効くはずもなく、逆にクマを興奮させてしまった。

クマは唸り声を上げてリーに迫り、リーは腰を抜かして動けなくなってしまった。
「助けて!」と悲鳴を上げるリー。
クマが鋭い爪を振り上げた瞬間、俺の放った銃弾がクマに命中した。
クマは雄叫びを上げて森の奥へと逃げ去っていった。
九死に一生を得たリーは、ガタガタと震えながら「助かった……ありがとう……」と礼を言った。

この一件がよほどトラウマになったのか、後日リーは事業からの撤退を決定。
全ての権利を地元の企業に売却し、中国へ帰国したという。
新しい所有者は自然や地元住民への配慮があり、おかげでクマの被害も激減した。
クマのおかげで地元が守られたというのは少々皮肉な話だが、結果オーライということで、俺たちは胸を撫で下ろしたのだった。
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