スカッとしませんか?
友人が意気込んで、とある会社の営業職の面接に向かった日のことです。
緊張した面持ちで事務所に足を踏み入れた途端、まさかの出来事が起きました。
そこで飼われている一匹の猫が、迷うことなく彼のもとへ一直線に近づいてきたのです。
猫はクンクンと執拗に彼の匂いを嗅ぎ回り、まるで入念な持ち物検査をしているかのよう。
そして検査が終わったかと思うと、なんとそのまま彼の膝の上にドッシリと座り込んでしまったのです。
その光景を見て、面接官である社長と専務は目を丸くして驚きました。
というのも、その猫は普段とても人見知りで、社員ですらなかなか近づかせないような性格だったからです。
面接に来た人を遠巻きに観察することはあっても、初対面の相手にここまでベッタリと懐くなんて、今まで一度もなかったそうです。
本来、その会社の採用条件は「様々な会社に広い人脈があること」という、営業としてシビアなものでした。
しかし、社長たちは膝上の猫と友人を見比べ、面接の途中でこう言い放ったのです。
「猫がそんなに気に入っているようだから、採用だ!」
まさかの「猫面接」一発合格でした。
しかし不思議なことに、当の友人は普段、猫ばかりか犬にまで吠えられたりと、動物にはむしろ嫌われているタイプでした。
なぜこの時だけ、この人見知りな猫に選ばれたのか、彼自身も全く分からないそうです。
無事に入社した今でも、友人が事務所にいる時は、相変わらず猫が定位置のように彼の膝の上を占領しています。
そんな彼を見て、社長や専務は「あんたばっかり構ってもらって!」と、嫉妬交じりの文句を言っているそうです。
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