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2025年11月14日07:11

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クルマ0506 勇み足(CHEVROLET CORPHIBIAN)

本稿0184で採り上げたシボレー・コルベアは、リヤに空冷6気筒水平対向エンジンを搭載する、ある意味アメ車っぽくないメカニカル・レイアウトでした。ポルシェ911みたいですね。
1960〜69年に約180万台も生産されましたが、中にコーフィビアンというワンオフのモデルがありました。

https://live.staticflickr.com/4573/38570475502_00173b62a6_b.jpg

フロントに何もないコルベアのボディ・デザインの自由度は大きく、4ドアセダン・2ドアクーペ・コンバーチブル・ステーションワゴン・バン・トラックといったバリエーションが市販されていました。
そして、ロードサイドという名称で売られていたトラックをベースに、Richard Hulten(リチャード・ハルテン)とRoger Holm(ロジャー・ホルム)が試作した水陸両用車がコーフィビアンです。

https://images.app.goo.gl/Ssk8ogusYepV1sWdA

外観はロードサイドとほぼ同じながら、本稿0001で触れたアンフィカー770(ドイツ)のように水陸両用でした。車体底部を覗くとスクリューと舵が。

https://images.app.goo.gl/5ef2pQRSKJrns6tVA

コルベアと同じフロントがダブルウィッシュボーン、リアがスイングアクスルのサスペンションが取り付けられたロードサイドは全長4560・全幅1778・全高1740mmですが、ホイールベースは乗用コルベアの2743mmに対して2413mmと短くされており、大きく見えますが意外と小さいクルマでした(トラックの割には)。クルマ好きで知られる芸能人Jay Leno(ジェイ・レノ)と写った下記写真(トラックはキャビン後部右側にランプ=荷物積み下ろし用傾斜路が付いた上級モデルのランプサイド)で大きさがある程度わかります。

https://images.app.goo.gl/1LVP5CGjFS8pLWXr8

リヤの空冷6気筒水平対向エンジンの排気量は2375cc(80馬力)でした。荷台の最後部に積まれています(この個体もランプサイドです)。

https://images.app.goo.gl/765eMeVwtFNKHSSt8

コーフィビアンはこれらに準じており、室内もロードサイド/ランプサイドそのままです。

https://images.app.goo.gl/FuRp25oMP1aVUHJ1A

ボディがスチール製のアンファカーがサビと腐りに悩まされたのに対し、コーフィビアンのボディはサビる心配がないグラスファイバー製でした。

https://images.app.goo.gl/cyDsVqURDQ5iqHceA

ボート同様、舵などの操作レバーが見られます。

https://images.app.goo.gl/JX8UnKN8BQPmETia6

リチャード・ハルテンとロジャー・ホルムの二人は、このクルマを生産するためにHulten-Holm Co.(ハルテン-ホルム社)を設立しました。シボレー経由で売ろうと考えたのです。しかしシボレーは興味を示さず、サンプルが1台作られたのみです。
会社を設立したのは勇み足でしょうね。

その1台は2016年1月23日にアメリカのフロリダ州で行われたオークションで、走行距離わずか252kmの状態で出品されました。
現在はテネシー州ナッシュビルのレーン自動車博物館に展示されています。
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