「きちんと十分に加熱」すれば感染しない。
生のクマ肉を食べることで人間に感染する寄生虫は「トリヒナ」。
消化管から入り込んで筋肉組織に住み着く。
成虫になるともう一度消化管に戻って産卵。
患者の便からの感染もあるが、日本は人糞を肥料にしてないので問題なし。
問題なのは、生まれた卵から孵った幼虫の一部はもう一度筋肉に戻ること。
全身の筋肉がトリヒナ幼虫の住処(嚢胞)だらけになってしまう。
大量の幼虫が心筋や胸部の呼吸筋に寄生すると死因にもなるが
たいていはだるさや微熱、頭痛、筋肉痛などで軽度かつ特徴がない。
「クマ肉を加熱不十分で食べた」経歴で診断される。
ちなみに脳には寄生しない。
脳に寄生して嚢胞を作るはサナダムシの一種で、トリヒナではない。
抗寄生虫薬で効果があるが、感染後時間がたつと
全身の筋肉に嚢胞として住み着いたトリヒナ幼虫を根絶するのが難しくなる。
数週間で感染後の症状が消えるのだが、トリヒナが消えたわけではない。
クマ肉は、他の肉と同じく「十分に加熱」して食べるのが大事。
追記;
ネットで検索するとアメリカで熊肉をたべた人が「脳の寄生虫」に感染!
‥という派手な見出しの記事が出てくるけど、
この記事をよく読むと「トリヒナは脳に寄生しない」ことがわかる。
「脳の寄生虫」という目をひく見出しを使っただけ。
■欧州でもクマの被害増加“駆除枠の拡大や速やかに射殺”法改正進めるも動物愛護団体は反発
(TBS NEWS DIG - 11月12日 11:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8552798
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