人間は「からだ」と「こころ」でできている。
「からだ」だけならロボット、「こころ」だけなら幽霊。
どっちも人間ではない。
人間が病気になったとき、「からだ」の病気は専門が分かれている。
どの科にいけばいいかわかりにくい病気もあると思う。
でも、「こころ」の病気の専門は精神科ひとつしかない。
簡単である。
(心療内科はあくまでも「内科」)
そういうわけで、たとえ「更年期のご婦人」が常軌を逸した言動を見せた場合、
産婦人科に来られても困る。
そもそも「更年期」は女性ホルモンが低下して月経がなくなっていく時期だが、
卵巣機能が「老化」によって衰えてホルモンが減少するのであって、
「老化」は卵巣以外のすべての臓器で同じように起きている。
卵巣がホルモンを出さなくなると月経が止まる、という
わかりやすい目安があるから「更年期イコールホルモン低下」と思い込むが、
更年期の具合悪さは実は「全身あちこちが老化でがたがた」になることが原因。
実際に、ホルモン剤を投与して明らかに改善するのは「ホットフラッシュ」くらいで、
ホットフラッシュすら「自律神経機能を調整する漢方薬」でも改善する。
ましてや、精神的な問題はホルモン剤では全く改善しない。
精神科に行くしかない。
なんでこんなことを延々と書くのかと言えば、
ママスタジアムで「義理母が嫁の産んだ子を自分好みの名で呼ぶ」話があって
コメント欄に「明らかにおかしいから精神科か産婦人科に入院させろ」とあった。
いやいや、産婦人科で入院するのはお産関係か子宮、卵巣の腫瘍です。
精神的におかしくなったら、妊婦といえど精神科病棟に入れて回診に通います。
今回、26年前の殺人事件で捕まった女は69歳なので
まさか「更年期だから産婦人科へ」という声はないとは思うが、
「異常な精神状態とそれに基づく異常行動」は精神科にお願いしてほしい。
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