「RRR」のNTR・Jr.が主演を務めた海洋バトルエンタテインメント。
1996年、クリケット・ワールドカップを前に厳戒態勢のインド警察本部に、巨大犯罪組織による破壊工作の情報が入った。特別捜査班のシヴァムは犯罪組織のリーダーを追い、南インドのラトナギリへ向かう。ラトナギリの「赤海」と呼ばれる地域を縄張りとする4つの村からなる集落は、凶悪な密輸団の巣窟として恐れられていた。情報を得るため密輸業者に成りすましたシヴァムは長老シンガッパから、12年前に始まった凄惨な抗争事件と、赤海の英雄デーヴァラとその息子ヴァラの血塗られた伝説を聞く。
NTR・Jr.が伝説の英雄デーヴァラと息子ヴァラを1人2役で演じ、デーヴァラの宿敵バイラ役で「ヴィクラムとヴェーダ」のサイーフ・アリー・カーン、ヒロイン役で「グンジャン・サクセナ 夢にはばたいて」のジャーンビー・カプールが共演。「MIRCHI ミルチ」「ジャナタ・ガレージ」のコラターラ・シバが監督・脚本を手がけた。(映画.comより)
<2025年3月30日 劇場鑑賞><IMAX鑑賞>
感想を書くのがとても難しい。インド映画独特の神話の世界、でもしっかり”神話となった男”の話はリアルに語られていて、という感じです。
「赤海」にいる犯罪者集団。ここは4つの部族からなる集落で、密輸団の巣窟。彼らはそれなりに共存しています。が、まず、年に一回「最も強い村」を決めるために、それぞれの村から毎年屈強な男が出て来て戦う風習があるのですが、そもそも「戦士を輩出してた村」「道具などを作ってきた村」など、由来が違うので、当然体格にも大きな差があって、「こんな試合、公平?」と甚だ疑問に思いました。まぁしかし、そうはいっても強い男「デーヴァラ」はすべての部族皆の生活に目配りし、勉強を頑張る少年と母親を応援し、支配者としての器は持っていました。しかし、自分たちが密輸した武器によって、村の未来ある少年が殺されたことにより「これではいかん」と覚醒。皆に「これからは悪事は許さない。我々は漁業によって生活を建てよう」と宣言します。
しかしながら、屈強な男たちがわんさかいる村々が、急に漁業をやったところでうまく行くはずはありません。たちまち生活に行き詰まり、不満がたまって行きます。でもデーヴァラは信念を曲げません。そのうち「見ているからな」と言い残して姿を消すのですが、密輸に出ようとする輩たちはすべて死体となって上がるようになります。いけませんね〜、足を洗うのは賛成ですが、それなら生活の糧を他で見つけないと。何とかして皆に教育をつけるとか。そんななか、デーヴァラに強い対抗心を燃やし、まだ子供な男の子から大人の男まで、志願してくる奴を片っ端から鍛えぬいてデーヴァラを亡き者にしようとするかつての仲間も出てきます。またこの男(バイラ)も強いんですね。どこまでもデーヴァラに執着しています。これだけ強い男たちが揃っているのにもったいない。争うのをやめて同じ方向を向けば、かなり生産性が高いことができると思いました。なんで無駄な消耗を。
村にはデーヴァラの息子が残っています。彼はちょっと気弱で、裏で女性たちに「お父さんの方がカッコよかったわ」などと言われています。しかし、同じ役者(NTR.jr)が演じているので、非常にわかりづらい。かなり混乱しました。だって、NTRがいくら演技がうまいと言って、1枚目の写真を見てください。ティーンエイジャーあるいは二十歳そこそこに見えますか?いけませんね〜。似た子役を使うべきでした。NTRはダンスもうまいので、ダンスシーンは見応えあり。
とそんな感じで、4つの部族がいたはずが、話はだんだん「デーヴァラ(とその息子)」チームと「バイラ」チームの戦いへと収束されていきます。そして表題にもある通り「part1」なので、よくわからない所で映画は終わってしまうのです。
海の男たちの戦いはダイナミックで、見どころ満載ですが、なにぶん最初から二部作の予定なので、独特の不完全燃焼さは残ります。しかしこの映画、本国ではヒットしたのかな。続編、大丈夫かな。日本ではほとんど話題にならなかったけど。
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