おもしろい。私はあまり、面白いと思っても笑いが表に出ることはないのだが、この漫画は私の顔を歪ませる面白さがあった。
簡単に説明すると、陽キャの小梅ちゃんが陰キャの男教師の友達作りに協力するという話だ。小梅ちゃんがドラえもん、男教師がのび太と思ってほしい。
「頂き女子」をもじったようなそのタイトルだけ見ると、そっち系がテーマの漫画のように見えるが、実際は全然違う。学校を舞台にしたシュールギャグ漫画だ。おそらく小梅ちゃんが”そういうの”もやっているという要素(描写はない)があってのタイトル付けなのだろう。正直もっと別のタイトルの方が興味を惹けたのではないかと思う⋯⋯というのも、どうやらもう数話で完結してしまうらしい。多分打ち切りなのだろう。せっかく面白いのに⋯⋯そこはちょっともったいない。ただ、作風はヤング系の雰囲気で、明確にアダルティな描写も一応ある。
基本的に、登場人物一人一人がどこか一つズレた部分がある。そんな登場人物とコミュ症な男教師のどこかズレたコミュニケーションがこの作品の面白さだ。それ故にコメディ漫画として先がわからないシュールな笑いが展開され、それが面白く心地よい。
そんな男教師に好意を寄せている女性教師がおり、”アンジャッシュ”的展開+男教師と女教師の恋愛⋯⋯二つの意味でのすれ違いコメディ漫画と言えるだろう。
個人的に面白いと思ったのは、やはり男教師の陰キャコミュ症っぷりがとてもリアルなところだ。基本的に作品を通してセリフ回しがかなりリアリティあるものになっているが、特にその男教師(ついでに女性教師)のセリフと内心がめちゃくちゃ理解できるのだ。わかるそうなるわ〜と思いつつ、でも現実ではそこから踏み出せずに停滞して終わる。普通だったら「あ、すみません、はは」と引き下がるところを、小梅ちゃんの指示によって無理矢理行動を起こすことになり、そこから生まれる妙な人間関係がまた面白いのだ。
あと普通に恋愛コメディとしても見れるのが良い。前述したように男教師のことを好きな女性教師がいる。男教師は別にその女性教師に対し好意を寄せているということは(今のところ)ないが、この二人が絶妙にすれ違いつつも少しずつ発展しているように見えないこともない感じがまた良い。
ついコメディ漫画なのに(笑いながら)黙々と読んでしまう絶妙な中毒性もある。明日また続きを読む。
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