まずこの記事の一部をコピペ。
(以下引用)
寿命が延びた現代人は昔よりもゆっくりと大人になる。そう考えると、40代からがいまどきの子育て適齢期かもしれないのだ。だが、生物としての出産適齢期は昔と変わらない。もし、2つの適齢期を生殖技術の進化ですり合わせられたなら、少子化問題に新たな光が射すのではないか。
(引用終わり)
素人さんはこれだからな(苦笑)
‥で片付けていいのだがまあ一応書いてみる。
いくら寿命が延びても、それは「人間」という生き物の本質が変わったのではない。
衛生状態や食料事情がよくなり、医学が進歩して疾患の予防や治療が可能になり、
老いたとしてもサポートやケアが発達しただけだ。
たとえば猫。
ワシが子供のころは「猫は生きてせいぜい10年」と言われた。
実際は5、6年生きれば長生きのほうだった。
飼い猫といっても外猫であり、外で事故に遭ったり病気に感染したり、
食べ物も今は「塩分はだめ」が常識だが「猫まんま」は「ごはんに味噌汁」だったり。
外猫は今も3、4年が平均寿命のようだが、
家の中で飼われて専用のごはんをもらい医療も受けられる時代になって
20年近く生きる猫も珍しくなくなったとのこと。
人間もそれと同じだ。
人間という生き物の設定が変わって長生きになったのではない。
ワシは産婦人科医なので女性の話しかできないが、
卵巣という臓器は最初は500万個を超える卵子をかかえているのに
生まれて生きているだけでどんどん死んでいく。
閉経しても「ゼロ」になるわけではないのだが、
45歳を超えた頃から「排卵しても受精できない」「受精しても流産する」
という運命の卵子がどんどん増えていく。
20代から30代半ばの流産率は25%以下だが
45歳すぎの妊娠率は不妊治療しても0.01%、流産率は50〜70%である。
卵子の老化だけではない。
さまざまな原因で35歳過ぎから妊娠しにくくなり、
妊娠した場合の合併症が増え、場合によっては命に関わる。
妊娠できても自分が寝たきりになったり死んだりするなら意味がない。
「自分が死んでも後継を生む」とか、戦国時代の大名でもあるまいし、ありえない。
医学はこれからも進歩するだろう。
今は治療法のない疾患にも新しい治療法ができるだろう。
戦争や激しい貧富の差がなくなれば、人間の平均寿命は100歳くらいになるかもしれない。
でも、人間の生殖能力自体は絶対に変化しない。
同じ袋の形をしていても「胃」と「膀胱」はお互い別な働きをするし、
似たような平滑筋臓器であっても「心臓」と「子宮」は全く別の役割を持つ。
それと同じように「生殖に関する機能」は
いくら医療や医学技術が進歩しても、絶対に変わらないのだ。
人間はどこまでも人間で、人間以上にはなれない、というだけの話である。
■“出生数70万人割れ”の衝撃。若者の余裕のなさは「経済面だけの話ではない」
(日刊SPA! - 06月10日 15:51)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=8344876
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