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2025年05月20日09:27

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「更年期」でなく「初老期うつ病」

題名は正しくは「更年期障害ではなく」です。
日本人女性は長生きなので、必ず更年期を経験します。
順調に卵巣から出ていた女性ホルモンが、卵巣の老化により
ホルモンが減少し、ホルモン環境変化による体調変化を起こす。
ホルモンが減少していく時期が「更年期」で、
ホルモン減少による体調変化が「更年期障害」です。

そもそも、生まれたときから卵巣からホルモンが出ている女性はいません。
つまり「女性ホルモンとはもともと体内になかったもの」であって
更年期とは「もともとの状態に戻る」だけのことです。
だからホルモンが減少しても体調変化をほとんど感じない人もいて、
更年期障害のあるなし、あるとしてその程度、は個人差が非常に大きいのです。

ただし、絶対に死因にはなりません。
ホルモン減少になれてしまえば勝手に治るもの。
もちろん「日常生活に支障をきたす」なら治療しますけどね。
(日常生活に支障、の内容も個人差がありますが)

これに対して「初老期うつ」とは
人生も後半(45歳くらいかな)を過ぎたあたりに起きてくる加齢性疾患です。
誰にでも起きるわけではないですが、朝起きられない、疲れがとれない、など
一般人なら「更年期かしら?」と思うような身体症状が先に出ます。

ちなみに本当にホルモンが下がるとまず、生理が順調に来なくなります。
毎月生理が来ているならホルモン減少がない、更年期じゃないです。

生理は毎月あるけどなんだか体が動かない、何をするのもおっくう、
同じことをするのに前より時間がかかる、など、明らかな「うつ」症状です。
「うつ」の症状のひとつには「自殺」があり、死因になる病気です。
だから「気持ちの問題ね、しばらく休めば治る」などと思ってはいけません。

「その症状は更年期でなく初老期うつでしょう」と言うと
ほぼすべての患者が「気のせいってことですね」と答えます。
違うつーねん(怒)
「うつ」は精神の病です。
人間は「からだ」と「こころ」でできています。
「からだ」だけでこころがないならロボット、
「こころ」だけでからだがないなら幽霊、どっちも人間ではありません。
「からだ」が病気になって具合悪いとき、病院にかかりますよね?
「こころ」も同じです。きちんと治療するのが大事なのです。

でもなぜだか「精神科に行ったら周囲からキチガイと思われる」
「一生薬漬けになる」とかわけわからない偏見ある人が、すごく多いんだよね。
ワシも患者に「わたしをキチガイ扱いした」と激怒されたよ。
…それは、あんたの偏見です。
精神科はきちんとした診療科で、「キチガイ」という病気はありません。

話が少しずれましたが、とにかく「うつ」はほっとくと自殺してしまうことがあります。
「産後うつ」でも「初老期うつ」でも同じです。
早いうちに治療すれば治ります。少なくてもかなりましになります。

更年期はほっとけば治る「一時的な不調」ですが
同じような時期に起きる「初老期うつ」は死因になるかもしれない疾患です。
とにかく精神科に行かなくてはダメです。
精神科で「うつじゃないですよ」とはっきり言ってもらったら、
そのあとこっちに来ていただいて、ホルモン剤でも漢方薬でも試しましょう。

広末涼子も公表…更年期には隠れ「双極性障害」に注意!自己診断チェックリスト
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=145&from=diary&id=8317255
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