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2025年04月06日10:37

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松原照子の「世見」(転載)

本日の世見 2025年4月06日(日曜日) 

『イスラム』

「イスラム」私はこの言葉に、時折心が踊り出します。
イスラムと言えば610年ですよ、アラブの預言者ムハンマドに下された、唯一神アッラーの啓示に始まる厳格な一神教なのですからね。
でもね、イスラムは宗教であるとはいえ、「イスラム社会」「イスラム国家」「イスラム文明」でもあります。
神の啓示が初めてムハンマドに下ってから、かなりの時が流れ、今では多くの民族の心を捉える宗教になりました。

イスラム教の信者のことをムスリムと言うそうですが、その意味は「絶対的に服従すること」だそうです。
「イスラム」それ自体が宗教の名であることから、改まってイスラム教と呼ばなくてもいいようです。
ムハンマドが、メッカでイスラムを創唱した時(610年)、その教えを信じたのは、妻、従兄弟、友人など、数人だったと言います。
12年経ってもムスリムはやっと150人ほどだったと言います。

ムハンマドの没後、イスラム世界は拡大されていきました。
ムスリムの商人達は遠い異境に足を運び、イスラム政権の樹立に至ります。
ただ、教会の組織を持たないイスラムでしたが、12世紀になると「神秘主義教団」が相次いで設立されたと言います。
そして13世~14世には、イスラム世界の至る所に修道場のネットワークが出来ていったのです。
ムスリムは異教徒の地に赴き、唯一の神への信仰を情熱的に説き聞かせたと言います。

610年には数人しかいなかった信者も、今は数億人にもなり、これからもムスリムの数は増える、と“不思議な世界の方”は言われます。
唯一神アッラーの啓示を受けた中で、「最後の審判の日に備えるように」というのは、とても気に掛かる言葉です。
コーランに記されていることはわかりませんが、ムスリムの人々は、イスラムは610年にスタートしたのではなく、天地創造以前から存在していて、ムハンマドによって再認識されたとお考えのようです。
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