ロサンゼルスの私立探偵ジェイク・ギテスは「モーレイ夫人」と名乗る女性に依頼され、市の水道局幹部であるホリス・モーレイの身辺調査をすることになった。
尾行の結果、ジェイクはホリスが若いブロンドの女性と逢っている様子を写真に撮影する。だがホリスのスキャンダルはすぐに新聞にすっぱ抜かれ、更にホリス自身も何者かに殺害されてしまった。しかも最初にモーレイ夫人を名乗って調査依頼してきた女は別人と判明する。
ジェイクは独自に事件の真相に迫ろうとするが、そこで見たのはロサンゼルスの水道利権を巡る巨大な陰謀と、ホリスの妻エヴリン、そして彼女の父である影の有力者ノア・クロスを中心とした人々の、愛憎半ばする異常な過去だった。(ウィキペディアより)
<2024年12月15日 劇場鑑賞><午前十時の映画祭>
聞いたことはあるものの、今まで未見で来てしまった映画。しかし、正直予想とは違った映画でした。その顔が出て来るだけで怖いジャック・ニコルソンと、美しいけれどアクの強いフェイ・ダナウェイの共演。しかも監督はロマン・ポランスキー。どうよ、と思っていました。
でも、これが意外に社会派の映画。やりきれない切なさが残る結末だったけれど、見ごたえのある映画でした。
しがない私立探偵ジャック・ニコルソンのところに、見るからにお金持ちそうなご婦人が訪ねて来ます。そして「夫の浮気調査をお願いしたいの」と言うものですから、探偵さん早速調査。夫は熱心に水道管理に取り組んでいる傍ら、やはり若い女と会っていました。こっそり写真を撮るジャック・ニコルソン。しかし、なぜかその写真がジャックのあずかり知らないところですっぱ抜かれ、新聞の一面に。すると、先日のご婦人は偽物だったらしく、本当の妻と言うご婦人(フェイ・ダナウェイ)がやって来て「名誉棄損で訴えます」と言われてしまいます。件の夫は、女だけではなく他にも胡散臭さを感じるな、と思っていたジャック・ニコルソンは、もう一度彼に会おうと画策しますが、彼は殺されてしまいます。また、彼の義父(妻の父・ジョン・ヒューストン)は水道局のえらいさんで、かなりやり手なこともわかってきます。どうなってる?
<ここからネタバレ>
義父は水道の利権を独り占めしようとしていました。そしてそれに反対する水道局幹部の娘婿を亡き者にしたのですね。また、それ以外に、娘のフェイ・ダナウェイをごく若い頃にレイプし、娘を産ませていたことも判明。夫はすべてをわかったうえで彼女を守っていたのですね。密かに会っていた若い女性は、妻の娘でもあり妹でもある女性だったのです。最初にやって来た偽物の妻は、頼まれて来ただけだったこともわかります。多分、フェイ・ダナウェイが、水道局の不正のすべてを明らかにするために探偵を巻き込んだのでしょうね。しかし、それ以上に出生の詳細までバレてしまった。最後は娘と共に父親から逃げようとしたフェイ・ダナウェイ。しかし警官に目を撃たれて亡くなってしまいます。その舞台がチャイナタウン。ジャック・ニコルソンは「俺も昔警官だったころ、チャイナタウンで働いたことがあるさ。ここは特別だ。普通のことは通用しないのさ」みたいなことをつぶやきます。これが題名になっている?
<ネタバレ終わり>
まさかそんな展開になるなんて。意外過ぎて椅子から落ちそうでした。どこまでも美しく、プライドの高いフェイ・ダナウェイは、とても素敵でした。暴漢に襲われ鼻をケガするジャック・ニコルソンもおかしかった。吠えて反撃しそうなのに(笑)。こんな昔の映画で、こんな性的虐待が描かれていたなんて。まぁそんなに昔でもないか。イヤですね、本当に。名作だったけれど、後味悪いです。
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