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2025年02月19日06:54

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日本の食物について

日本人は昔何を食べていたのかというものが発掘や書物の研究などにより解ります。人間が食物を得たのには、思考力を働かせて、道具を作り出す事が出来たからだと思います。歴史は食文化、食生活の向上が出発点だと言っても過言ではありません。

ヘブライ語聖書では紀元前4000年前に遡りますが、日本では紀元前2000年位の縄文時代に遡るのが一般です。弥生式、古墳、飛鳥、奈良、平安、鎌倉、室町、安土桃山、江戸、明治、大正、昭和、平成、令和で食生活史を調べる事が出来ます。

古文書には食物を中心に書かれた物があります。貝塚や遺跡など万葉集など書いた物から拾い出され調べられています。平安時代以降より飲食に関係する記述は詳細にする風潮があったのではないかと推測されます。古来より年中行事に付いてまわる食事です。

「縄文時代」新石器時代で発掘される人骨より血液酸性度が低いので、肉より内蔵を食べていたようです。骨格の発達が良好でカルシウム・ビタミン・ミネラルバランスがよかったと推測されています。焼き石が発見されているので火を用いた調理法であったようです。

「弥生式時代」静岡県の登呂遺跡のように水田稲作農業を特徴としています。稲作が普及して動物の内臓から有機塩補給、藻類から食塩が使用されるようになっています。野草・果実・魚介・鳥肉を副食としています。社会的分業が行なわれ遺跡より杏、ハスが出土されています。

「古墳時代」高度な農法、鉄製農具、牛馬の利用が行われ稲作が取り入れられています。醸造法の輸入で濁酒が飲まれていたようです。杉や笹の葉で防腐の技術が行なわれるようになっています。

「飛鳥時代」中国より胡瓜が伝来していますが栽培は江戸時代とされています。食用菊が薬用、観賞用として伝来しています。ネギの日本への伝来は、8世紀以前であると日本書紀で記されています。

「奈良時代」骨格の発達は身長が高くなったのに反し骨組織は、貴族において徐々に低下、血液酸性度が上昇してきて死亡率も高かったのでは思われています。香辛料、調味料、発酵食品、菓子などが作られるようになりました。牛の飼育が行われ、牛乳からできるヨーグルトらしいものを食べています。うどん・紅花が中国の唐より伝来しています。

「平安時代」中国から食文化の影響を強く受け、乾燥食品・油・薬物が入ってきて日本で利用されるようになってきました。貴族の間で仏教の影響を受けるようになり食品のタブーが著しくり哺乳動物の摂食が戒められるようになりました。庶民は仏教の教えは浸透していないので栄養バランスはよかったと思われています。正月の七草粥など伝統的行事は、現在まで引き継がれています。

「鎌倉時代」武士の時代となり、玄米食を取ることにより、エネルギー・ビタミン・ミネラルの補給のバランスがよくなりました。健康的食事が考えられるようになり、粥が普及し今の御飯のもととなったと言われます。しかし宮中での食生活は、飲酒、米ばかりで片寄りが多くひ弱で体調不良を訴えるものが多かったといわれています。中国より小松菜が伝わっています。末期に納豆の記載の書物があります。

「室町時代」公家と武家文化の融合がはかられ西欧より砂糖・菓子が、中国より饅頭・豆腐・シナ料理・味噌・醤油・清酒が入ってきます。刺身としての料理法、日本料理の主流とされる懐石料理が始まったと言われています。鉄砲・キリスト教伝来等の南蛮船渡来でカボチャ・ジャガイモ・トウモロコシ・パン・天ぷら・カステラ・金平糖・タバコが日本に伝えられました。

「安土桃山時代」文化が地方や庶民へ普及して、貨幣経済が台頭し商工業者の生活向上。武士階級も白米食となり清酒・砂糖の普及で栄養不足で健康食から遠ざかる結果となって
います。茶事が流行しています。スイカ・サトウキビ・とうもろこし・唐辛子・イチジク・トマト・サツマイモ・バナナが南蛮船によって伝来しています。

「江戸時代」貨幣経済が浸透して町民により日本食の集大成が行なわれ和食の完成に至っています。食卓(しっぽく)料理・南蛮料理・会席料理・漬物・蕎麦・饂飩・鰹節などの飲食店などが出現してきました。精白米の利用が進んで、また上流階級で行なわれてきた年中行事が一般にも浸透します。

現代に伝えられる食事の回数が3回に間食と食習慣が固定してきました。飢饉などもあり備蓄する食物も工夫した食べ方が研究されています。だが、庶民の食事は、汁かけ御飯、一汁1菜程度のものが長い間続きます。ヒジキが食用としてよく食べられたという記録が残っています。

大陸から伝来した食品は、アスパラガス・インゲン・ホウレン草・タマネギ・キャベツ・高麗人参・コンニャクイモ・韃靼蕎麦・ダイコン・ゴウヤなどです。枝豆を食べるようになったのは江戸時代になってからです。パセリ・落花生・サフラン・苺などはオランダが伝来しています。

「明治時代」鎖国による文化の立ち遅れを取り戻そうと欧米の文化水準を真似して牛肉・ミルク・コーヒー・紅茶などの洋風の食品、調理法、食事作法が急速に進展していきました。カシス・オレンジ・洋ナシ・オクラ・カリフラワ・クレソンが伝来しています。

「大正時代」国立栄養研究所が設立、一般家庭への栄養の知識の普及がはかられています。リンゴ・サクランボ・ピーマンが栽培されています。

「昭和時代」日本の昭和30年代からの食生活が最も健康によいのではないかと世界中から注目を集めました。後期には、欧米化した食事の弊害が指摘され肥満が増加して、ダイエットと戦前では考えられない事態の発生を見るに至りました。キウイ・サニーレタスを導入しています。ステビア(パラグアイ)・ズッキーニ(アメリカ)が、中国野菜としてチンゲサイが千葉県柏の高島屋と中国料理の地味斎によって紹介されています。

「平成時代」少子化とともに伝統的よき食文化を伝える為の未来の子供達のための食品添加物の摂取に気をつけるようにと叫ばれています。残留農薬のない自然食品を求める消費者が増えていますが、まだまだ高価なものなので一般家庭では手が出ない状態です。エリンギが日本に紹介されています。

「令和時代」日本人は自然食時代から主穀時代を経て近代的食文化を築き上げてきました。民族的に穀物などの草食性の食物を多く取っている民族は一般に冷静で気性が穏やかであるのに対し肉食性の食物が多い民族は気性が激しいと言われています。

21世紀は、危険な添加物や危険な牛を無理やりに輸入してしまう世の中です。自分の家族は自分たちで守らなければならなくなりました。食について大いに語り、危険の食べ物からは極力離れようと情報交換をして健康な体を目指しましょう。

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