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2025年02月14日14:13

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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(Gladiator II)

 古代ローマを舞台に、皇帝の後継者争いの陰謀に巻き込まれ、剣闘士(グラディエーター)として苛烈な戦いに身を投じる男の姿を描いたスペクタクルアクション「グラディエーター」。巨匠リドリー・スコットが監督を手がけ、アカデミー賞で作品賞や主演男優賞など5部門を受賞した同作の24年ぶりとなる続編。

将軍アカシウス率いるローマ帝国軍の侵攻により、愛する妻を殺された男ルシアス。すべてを失い、アカシウスへの復讐を胸に誓う彼は、マクリヌスという謎の男と出会う。ルシアスの心のなかで燃え盛る怒りに目をつけたマクリヌスの導きによって、ルシアスはローマへと赴き、マクリヌスが所有する剣闘士となり、力のみが物を言うコロセウムで待ち受ける戦いへと踏み出していく。

今作の主人公となるルシアスは、ラッセル・クロウが演じた前作の主人公マキシマスの息子という設定。そのルシアス役を、「aftersun アフターサン」でアカデミー賞にノミネートされたポール・メスカルが演じた。そのほかデンゼル・ワシントン、ペドロ・パスカル、前作から続投のコニー・ニールセンらが共演。リドリー・スコットが前作に続いて監督を務め、脚本は「ナポレオン」「ゲティ家の身代金」のデビッド・スカルパが担当。(映画.comより)





<2024年11月17日 劇場鑑賞>

 とても面白かった。でも、前作からかなりの年月が経っているのに、わりと詳細を覚えていないと理解できないこともあって、もう一度見直してから、あるいはあらすじをきちっと読んでから鑑賞した方がよかったかな、と思いました。

 主人公のグラディエーターを演じるのはポール・メスカル。彼は今までの作品では優男が多かったので(「アフターサン」「異人たち」)、今回の彼は、エイドリアン・ブロディが「プレデター」の主役を演じた時と同じくらい驚きました。しかし、やっぱりプロですねぇ、しっかり筋肉をつけて立派なグラディエーターになり切ってました。

 さて、前作からの続きはこうです。皇帝ホアキン・フェニックスの姉コニー・ニールセンとラッセル・クロウとの間にできた息子ルシアスは、いつ誰に狙われるとも知れず、母は息子を遠くの地域ヌミディアに逃しました。彼はそこで大きくなって今では妻も娶り、平穏に暮らしています。一方で、母はその身を案じるあまり息子を探すことはせず、長年会わないままここまで来ました。母はかつて弟皇帝の元で働いていた将軍アカシウスと結婚していました。彼とはいつか一緒にかつてのローマ帝国を復興させるために立ち上がろうと話し合っていました。そのため将軍は、今はアホの双子皇帝に堅実に仕えるふりをしているのですが、あるとき彼らの命令でヌミディアに攻め入りました。その時に、ルシアスの妻が殺され、ルシアスもまた捕虜となるのです。ルシアスは将軍アカシウスを妻の仇と心得、復讐を誓うのでした。

 奴隷となったルシアスは、グラディエーターとして研鑽を積み、その才能を開花させ、彼に目を付けた奴隷商人デンゼル・ワシントンに買われ、より鍛えられることとなりました。ルシアスには誠実に接してくれるデンゼルも、実は大きな野心を心に秘め、また汚職・腐敗がはびこるローマ帝国は脆く、マキシマス将軍と母は国を取り戻すチャンスを淡々と狙っています。そんなこんなで大きな転換期を迎えているローマ帝国の歴史のうねりに、ルシアスもまた、巻き込まれて行くのです。

 今回の映画は、話の壮大さもさることながら、コロセウムを大海に見立てて船同士を戦わせるなど、あり得ないほどの大掛かりな演出が施され、物語重視だった1作目より”見せる”映画になっていたように思います。なので、映画自体も少し長い。個人的には、旧帝国の復興のためマキシマス将軍とひそかに会っている”元議員”でデレク・ジャコビが出演していたことが驚きでした。サー、お元気だったのですね。まだ現役で俳優をされているなんてさすがです。また、お目にかかりましょう(何様な言いようですみません)。

 変わらず美しいコニー・ニールセン、そして情に厚いグラディエーター仲間たち。とても楽しめた映画でした。
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