表題を読むと、右派の人はかッとなるかも知れませんが、
これは、タカ派とされる渡辺美智雄が、訪米の際に述べた言葉です。
1993年2月、当時外務大臣だった渡辺美智雄が、
クリストファー米国務長官と会談した際に、太平洋戦争はアジア諸国にとって、
日本による「侵略の悪夢」だったと表現していたことが、
昨年12月26日公開の外交文書で分かったと昨日の下野新聞が報じていました。
また、中国については
「日本は攻め込み半分以上を支配し、多大の人的物的損害を与えた」と述べ、
日本が侵略戦争を行ったとの認識を持っていたようです。
渡辺美智雄は、栃木県で選出された国会議員で、
厚生大臣、農林水産大臣、大蔵大臣、通商産業大臣、副総理兼外務大臣を
歴任しました。
1973年には、中川一郎、石原慎太郎、玉置和郎などとともに青嵐会を作り、
自民党内の右派集団と目されて来ました。
そうした渡辺美智雄の発言なので、この一連の発言は注目されます。
専門家は
「タカ派で知られる渡辺氏だが、中国に贖罪意識があったのではないか」と
指摘しているとの事です。
日本では、日本が中国大陸や東南アジア・太平洋地域で起こした戦争を
「自存自衛の戦争」、「アジア解放のための戦争」として正当化する
歴史修正主義がまかり通っています。
中華民国(台湾)支援を唱え、自主憲法制定を主張していた渡辺美智雄が、
太平洋戦争に対しては、明確に侵略戦争との認識を持っていた事は、
注目すべき事だと思いました。
【今日の一句】
底をつく 非常食糧 食べつくし
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