女子医大と言えば。
地方都市も含めて裕福なおうち(医者でない場合もあり)のお嬢様たちの楽園。
お嬢様たちは卒業なされば数年の母校研修を経て
ご自分の地元(お父様やお知り合いの病院)に帰っていくので、
大学病院を守るのは「東大系」のきんきらに優秀なドクターたち!
…と言われていた。
それがまあ。
調べてみると大きく報道されたのは2001年の人工心肺事件だが、
病院でこういう事件が起きるときって「いきなり」じゃないんだよね。
たいてい数年前から「なーんか雰囲気が変」とか
「他科やコメディカルとうまくいってない、仲悪い感じ」とか
「優秀な先生がやめて残ったのはちょっとアレな人ばかり」とか
「教授も部長も部下を大事にしない」とか
つまりはだんだん崩れて腐って、最終的に表ざたになるんだよね。
ひとつの科でこういう話があると、箱の中に腐ったりんごが一個あるのと同じく
他の科、他の部署にもじわーっと広がる。
総合病院ってひとつの科だけで検査も治療も完結しないし、
看護師はときどき配置換えあってあちこち動くしね、
いろんな接点から「毒性は弱いけどしぶといウイルス」みたいに広がる。
その後「術後の子供が鎮静剤で死んだ事件」も
「てんかん発作抑制のための薬を投与しすぎた事件」も
別の診療科だけど、関連性というか、全体が腐っていく途中に見える。
もちろん表にならない事件や事故もいっぱいあったと思う。
その結果、経営が傾きコロナもあって財政が苦しくなり、
「財政立て直しには定評」があったらしい元理事長の登場になるんだけど、
これもまた「全体が腐っていく途中」なだけで、
この理事長さえいなければ、っていう問題じゃないような気がする。
ワシも勤務医として数か所の施設を転勤して歩いたので、
中には「ちょっと腐りかけ」な状態を見てしまうこともあった。
それに早く気づいた良識のあるお医者さんたちががんばって立て直すのも見てきた。
だからなんだか自分の関係者の話のようで気の毒で胸が痛くなるんだが、
仕方ない。
栄光と業績に満ち溢れたかつての姿は取り戻せないかもしれないけど、
なんとか生き延びて、地域の患者さんたちの力になってほしいものだ。
■「逮捕は遺憾、深くおわび」=元理事長に「権限集中」―東京女子医大が謝罪会見
(時事通信社 - 01月13日 19:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=8165815
ログインしてコメントを確認・投稿する