なかなか難しい。
がんの末期とかで呼吸がかすかになってる患者さんも、
心電図で波形が見えるうちはそのまま経過を見る。
心電図で波形が途切れても、思い出したように動くこともある。
死亡診断を早くしたって別に何か得なことがあるわけじゃない。
だから、波形が消えて患者さんと家族がいる個室に入って、
心電図電極はずして聴診器あてるとしても、じーっくり5分は聴く。
それからペンライトで左右の瞳孔の反射を見て、
首筋の動脈に手をあてながらまた心音聞いて、
聴診器はずしてひと呼吸おいてから家族の顔を見て「ご臨終です」を告げる。
告げる直前に時計を見て時刻確認するのも忘れずに。
そのくらい手間暇かける。
なにせ生きてた人間を生きてないほうに入れちゃうわけで
確実にやらないと。
救急隊員も、車から聴診器とポータブルの心電計持ってくるくらいの
手間暇かけてもよかったと思うけどね。
たとえ「虫の息」でも生きてる人は生きてる。
死亡確認時刻も、死亡診断書に書く正式な数字だから大切。
「発見されたとき生きてても、どうせその日のうちに亡くなったはず」とか
いかにも「他人事」なコメントもけっこう書いてあるけど、
自分の家族の死亡診断書の死亡時刻が本当は違う時間かもしれないとか、
許せない遺族もいるんじゃないかな?
■救急救命士2人が「死亡」と誤判断 倒れていた男性を病院に搬送せず 消防本部「心電図や聴診器は使っていなかった」と説明 愛知・東浦町
(TBS NEWS DIG - 11月12日 14:19)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8092788
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