JR東日本の中でもトップクラスの赤字区間であるJR久留里線(久留里〜上総亀山)。
この両駅の間に平山、上総松丘の二駅を挟む、計四駅となるの末端区間ですが、この区間の年間収入が100万円と数年前に聞いた時は驚きました。
いや、たった四駅間とは言えまさかそこまでとは…
そこでこの区間の将来について、近年様々な検討が行われているよう。
千葉県と言えば、東京通勤圏となる一都三県の一角とは言え、それでも通勤圏を外れるとなかなか大変なのが現実です。
中でも内房線はアクアラインの影響をもろに受け乗客は大幅に減少、外房線はそれよりマシと言われますが、全く安穏と出来る状態ではありません。
それでも複数の観光地が点在する半島をグルリと回る内房線+外房線であれば、まだ需要が有るかもしれません。
両線から内陸部へ分け入って行くJR久留里線、民鉄の小湊鉄道、三セクいすみ鉄道は遥かに大変です。
地形的にもともと災害に弱いのに加え、経営状態の影響も有るのでしょう、乗り心地から察するに、線路や路盤の整備状態が良いとはとても言えません。
先だっていすみ鉄道にて発生し、未だ見通しが立たない脱線事故は枕木の腐食が原因という事ですが、それを端的に物語っているのではないでしょうか?
それを考えると、災害による不通→復旧を繰り返して延命するより、鉄道専用である線路というインフラより、個人も公共交通も利用可能な道路というインフラとバス転換が現実的とは思います。
久留里線は所謂盲腸線ですが、一応繋がっている線路が有り、乗り換える事で容易に半島横断が出来る小湊鉄道+いすみ鉄道にしたところで、ここを直通する一般客は殆どおらず、それをするのは鉄道マニアくらいのよう。
少なくとも、存廃に関する限りマニア需要を考慮する必要は有りません。
バスの方が面をカバー出来るし、現状と同じ本数であれば、人手不足がよく言われる運転手の必要数もさほど変わらないでしょう。
バス転換すると地域が廃れるとは聞きますが…
バスがもっと便利であれば、そうとも限らないのでは?
よく思いますが、何故バスってあんなに使い難いのか?
鉄道のようにどの地図にもその路線が載っている訳ではなく、複数の事業者がいるようなエリアでは(エリア毎の同系列会社の場合は除く)、たいてい自社の路線案内しか載せていないと思います。
それ自体は当然かもしれませんが、ある場所へ行きたい時、どの駅のどのバス停から何時発何処行きのバスに乗って何処で降りてどっちへ向かうといった、時刻表や運賃諸々を調べるのに、バス事業者のウェブサイトや地図など、あっち見たりこっち見たりしながらであり、とにかく答えを得るのがなかなか困難である事がよく有ります。
こんなの見ても、地元の人以外はよく分からなくても当然です。
であれば、事業者の壁にとらわれない存在…例えば自治体のウェブサイトにて、そのエリアの全社バス網を地図上に表記し、そこから時刻表や運賃など飛べるようにすれば、まだ使い易くなるのでは?
ナビタイムなどを使う手も有りますが、誰でも使い易い訳ではありません。
駅前にナビゲーションパネルが設置してあるところも有りますが、便自体少ない地方など、そうしたモノが無いところも珍しくありません。
やはり自治体でなんとかすべき問題でしょう。
事業者だって経営という物が有るのですから、廃止反対するばかりが自治体の交通行政じゃないんだよ…と
話は逸れましたが、バスもそうやって使い易くすれば、バス転換が原因で廃れるという事もある程度緩和されるのではないでしょうか?
そして赤字ローカル線と言えども安易に廃止すべきでないのは同感ですが、都市部の黒字で賄えば良いといった(現実にはそのような形で運営されています)程度の認識で反対を叫ぶばかりでは、民間企業である鉄道事業者を苦しめるばかり。
バス転換ではいけない理由が有るのか、そしてバス転換しても使い易い方法をしっかり模索したのか。
そうした事をよく考えた上で、票の為にバス転換反対するのは少なくも止めて貰いたいものです。
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