およそ彼となの付く人にかたっぱしから先に逝かれてしまう。
名前が後家相だといわれました。
彼と知り合ったのは20年前。
都内の講習会で彼は講師でした。
空調関係の話だったと思います。
結構高い受講料だったので、元を取ろうと、私は質問攻めにして
終わった後、「お茶でも」となりました。
背の高い、理系のイケメン。私の理想の通りです。
慶応を受けたとき理系にしたのは国語がなかったからと。
日本語まったく変な使い方でわらってしまうような。
英語はネイチャーレベルでぺらぺらなのに。
それから私たちのふしぎな電話デートが始まりました。
まるでアラビアンナイトのシェラザードのようにいろいろな話を電話で。
そのうちに私とのホットラインの電話を送ってきました。
海外旅行の誘いもありながら、仕事から離れられない私は、いかれなくて。
電話の時いつも彼は酔っぱらっていました。
やっと私の仕事が一区切りしたとき、うれしくてあわてて、彼に�笋靴泙靴拭�
でもその時もう彼はひどい肝硬変だったのです。
バケツに血を吐いて、救急車で運ばれて
私と彼のお母さまが駆け付けたときは
「こんなになるまでほうっておくなんて・・・ぼろぼろですよ」
肝臓も腎臓もMRIでこんなひどいのを見たのははじめてだと。
明日亡くなっても不思議ではないと。
勝手に点滴抜いてでていってしまうので、ベッドにしばられてました。
驚きとお母さまをささえなければということで涙もでませんでした。
お母さまが偶然私の母の女学校の同級生だったらしく。
お葬式の手配いろいろバタバタしている間に・・・
逝ってしまいました。
さよならもいわずに逝ってしまいました。
北海道が大好きで動物が好きで。いまごろ大鷲になっているのです。きっと。
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