小学校低学年の時に、実家のお向かいさんの空き地が、発掘調査の対象となった。バイパスができるからだ。
田舎の夏は、かえるや鈴虫の鳴き声が気持ちよく聞こえる。がしかし、この年は違った。
発掘の穴がいっぱいあり、その穴にかえるが落ち上がれずにいるのだ。数の多さは、今思い返しても鳥肌が立つぐらいだ。
勿論、調査エリアはトラロープで立ち入り禁止、現場はブルーシートで覆われていた。
勿論、好奇心が勝つ。小学生だもの。ブルーシートの下に潜り探検開始だ。
大発見があった。人骨だ。体育座りをそのまま横にしたような整った姿で、あたかも大きな壺の中に埋葬されていたかのようにみえた。ドキドキした。怖くなり、逃げ出した。
まもなくして、道路工事は始まった。
成人になり、改めてあのときの骨のことに思いをはせ、地元のそれ系の博物館にも行ったが、記述も何もない。探せないだけなのか?
ビー玉より相当小さい色とりどりの石がたくさんあり、宝石のようにも見えた。石には神様が宿っていると言われ、恐怖のあまり持ち出すことはしなかった。
埋葬する社会があったと考えると、ますます思いがはせる。こんな北国で、どのように越冬し暮らしていたのだろう。
あれは私の祖先に当たるのだろうか?
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