日本人には欠かせない味噌汁には、様々な健康効果があることがわかっています。まず、コレステロールを下げる効果です。味噌の原料である大豆には、サポニンという成分が含まれています。この成分は、脳梗塞や心筋梗塞、血栓症などの原因となる血清コレステロール値を抑制する効果があります。
また、国立がんセンター研究所が、味噌汁の摂取頻度と胃ガン死亡率の関係を調べたところ、男女いずれも、味噌汁を飲む頻度が高いほど胃ガンによる死亡率が低いことが解りました。
さらに、厚生労働省の調査では、大豆に含まれるイソフラボンを多く摂取している女性は、摂取していない女性に比べて、乳がんの発生率が54%も低くなっていたそうです。加えて、骨粗鬆症の予防にも味噌は効果があります。
大豆には、カルシウムが多く含まれているからです。しかも、味噌汁のだしをとるときに使う煮干しや、しゃこ、けずり節にもカルシウムが含まれているほか、具に使う豆腐やワカメ、青菜類にもカルシウムが含まれているので、味噌汁は健康万能食品なのです。
だが、味噌汁の飲み過ぎで気をつけて頂きたいのが塩分です。塩分の取り過ぎが高血圧を招くかどうかは、実際のところ、まだはっきり実証されていません。塩分を控えめでも、高血圧になることも多いのです。
とはいえ、毎日飲む味噌汁ならできるだけ塩分を減らし、塩分を控えめにしたいです。味噌汁に含まれる塩分は、甘口の味噌では5〜7%だが、普通の味噌は12%と高い。しかし、味噌を直接食べるわけではないから、この塩分濃度はそれほど気にしなくてもいい。
一回に食べる味噌汁に含まれる塩分量は、他の食品と比べても、それほど多量とはいえないのです。だが、どうしても味噌汁の塩分を減らしたいというのであれば、料理の工夫をすれば塩分控えめにできます。まず、だしを確りとることです。
だしの成分である旨みが確り出ていれば、塩分が薄くても気にならないのです。次に、具をたくさん使うことです。味噌の使用量を増やさずに具をたくさんにすることで、風味の良い味噌汁になり、塩分の薄いのが気にならないのです。
さらに、具にカリウムを多く含んでいる食品を使うことです。たとえば、野菜やイモ類、海草です。カリウムは、体内の余分な塩分を体外に排泄してくれるので、塩気が多くても、安心です。
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