自殺したいけど勇気ない人、いっしょに死にましょう!
‥みたいなことをSNSに書いて、自殺希望者が来たら相手を殺し自分は死なない。
こういう事件が一時はやりましたよね。(今もときどきあるけど)
これが「殺人」という犯罪であることは明らかです。
相手に何か病気があっても、その病気がとても苦しいものであっても、
他人を殺せば「殺人」です。
相手が死にたがっていたから死なせてやっただけ、だから無罪、という
弁護側の主張は法律的に明らかな大間違いです。
ただし日本では自殺は犯罪ではありません。
「自殺したいのに体が自由に動かないので不可能」な場合、
「不可能」な理由が「誰がどうみても苦痛が大きく不治で進行性の疾患」の場合、
「もう生きていたくない」という本人の意思を尊重して自殺幇助する、
いわゆる「尊厳死」を法律で認めるかどうか?は別の問題です。
少なくても、今回の裁判で論じるには大きすぎる問題です。
尊厳死を認めるかどうか、は日本以外の他国でも長年論じられており、
国によっては法律上「殺人罪」として扱わない場合もあります。
ただし、本当に「死」以外に救いや希望がないのか、
「死を選ぶ」なら時期はいつか、もしくはどういう状態になってからか、
は本人や家族、複数の医療スタッフで何度も話し合いをするはずだし、
その結果本人の「死を選ぶ」意思が硬く家族も認めたとしても、
意思を変えるための時間をしばらくおくことが決まっているし、
死なせる行為を行なった医師は一時的にでも警察などに調べられ、
「法律で認める尊厳死」の条件をクリアしているかどうか審査されます。
自殺を図って失敗し、救急搬送されて「生き返った」人たちも
その後再び自殺するとは限りません。
「やっぱり生きていたい、助かってよかった」と考える人もいます。
だから何度も、しつこいくらいに意思確認し、考え直す時間を与えるのです。
今回はお互い知り合ってそう時間がたっておらず、
患者さんの家族の意思確認はなく、
「自殺する以外に全く希望はない、他にやっておきたいことはない」かどうか、
患者さんが考え直す暇も与えていません。
他国の尊厳死の条件にあてはめても、これは「殺人」です。
尊厳死を日本でも認めるかどうか、の議論は
行うべきだと考えますが、法律がなかなかできないから強行突破する、では
医療上のテロ行為です。
医学を学んだ人間には許されない行為です。
人間が死ぬときのことをよく知っているからこそ、その知識を実践してはいけません。
プロボクサーの試合の結果、対戦相手が脳挫傷などで死んでも事故死、
同じプロボクサーが街でけんかして殴られた相手が死ねば殺人罪です。
これと同じです。
知識があるからこそ、医療現場以外で、医療目的以外で、使ってはいけないのです。
ALS嘱託殺人 医師「覚悟の上」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=7722406
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