理由その1)日本では分娩費用が自費だから。
補助が出る場合も多いが基本的には自費診療。
「妊娠分娩は病気じゃない」から健康保険がきかない、3割負担じゃなく全額負担。
赤ん坊が死にそうになって帝王切開、なら保険診療(麻酔も)だが
(病名がつくから。「胎児仮死」とか)
ふつう分娩でもし無痛にすれば、麻酔費用は自費になる。大変に高額だ。
ちなみに外国では「無痛分娩」のための補助金がある場合が多い。
理由その2)開業医での分娩が多い
欧米では、妊婦検診は開業医で、
お産は、その開業医が担当しても施設は大病院で、という
いわゆるオープンシステムが大多数。
オープンシステムの場合、大病院に勤務する医師や
その病院の施設を、提携する開業医は自由に使うことができる。
だから病院にいる麻酔科医が麻酔を担当してきちんと管理し、
お産をとる医者はお産のみに専念できる。
これが日本の場合、たとえば開業医なら麻酔科資格がない場合が多いし、
資格があっても医師がひとりもしくはふたりの場合、
外来患者や他の入院患者をみないで無痛分娩専念、ができない。
…たまにある無痛分娩の事故は、たいてい医師が麻酔科資格があるけど、
患者につききりになれず、看護師が患者の状態をうまく把握できないときに起きている。
無痛分娩ができる施設が少ないってことは、
無痛分娩できる施設は、需要が高まるぶん料金も上がる。
経済学の法則ですな。
理由その3)麻酔科医の不足
産科医もかなり不足して「予定日決まった瞬間に予約しないと分娩予約とれない」
「里帰り分娩希望したが、地元にはお産できる病院がない」などよくある話。
麻酔科医はその産科医の次か同じくらいに不足している。
大病院勤務していても、手術室の手術麻酔だけで手一杯。
麻酔科医の数が足りなくて手術数制限がかかることすらある。
だから「無痛分娩したいので麻酔科医をひとり産科によこしてください」は不可能だ。
“母乳で育てなきゃ”“無痛分娩はダメ”世にあふれる偏見に産婦人科医が警鐘、「“我慢する”だけが解決策ではない」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=7560243
ログインしてコメントを確認・投稿する