mixiユーザー(id:8729247)

2023年08月13日14:29

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「これでがんが消える!」と同じか…

最初に行っておくけどワシは前、不妊治療専門でやってた。
不妊治療は今もどんどん進化中で、
最先端があっというまに治療に使われるという目が離せない分野。
そんな分野だからこそ、まだわかってないことが多い。
まっとうな不妊治療と並行した上で、だけど
妊娠率を上げるサプリだの漢方だのヨガだの温熱療法だの、
山ほどある。
そういうのを不妊治療といっしょに行っている不妊クリニックもある。
クリニックなら「このサプリを使った」場合と使わない場合で
妊娠率がこのくらい違う!という統計結果も出せるはず。

何が言いたいか、っていうと、
漢方とか針治療とかに「少しでも妊娠率を上げる効果」がないとは言えない。
でもそれはあくまでも、まっとうな不妊治療と並行して行った場合だけ。
漢方だけ、針だけで妊娠できるなら
「不妊治療専門クリニック」が日本全国にこれだけたくさんできるわけがない。
何せ、日本ではじめて体外受精で子が生まれたのはワシが医学部2年のとき。
たった40年前だ。
それまで日本には「専門的な不妊治療」なんてもの自体存在してなかった。
世界からみれば少し遅れて始まった日本の不妊治療は、
「家畜繁殖」で一流の技術をすでに持っていた農学部の協力を得て
半世紀もたたずに世界でも一流レベルまでいった。
漢方も針もそのずーっと前からあるんでしょ。
そういうものがもしものすごく効果があるなら
今の不妊治療がある必要がないのでは?

今は團十郎を襲名した人の奥さんが「乳がん」と診断されたとき、
なぜだかきちんとしたがん治療でなく、特殊な食事療法を行って、
すっかり悪化させて延命すら難しい状態になった、っていうのは
有名な話だ。
食事とか栄養の管理なら、標準的な乳がん治療と並行して行うことができる。
なんで標準治療を受けなかったのか、疑問でならない。
数年前だが、やはり乳がんで、シングルマザーで手術や長期入院や、
お金のかかる治療は難しい、と言う患者さんが
「ホメオパシー」にたよって、どんどん悪化して亡くなった。
この人が、自分担当のホメオパス(ホメオパシーのアドバイザー)に
死ぬ直前まで送っていたメールが公開されて、泣けた。
痛い、苦しい、という患者さんにホメオパスが
「今の苦しさは効果が出る前の一時的なもの」だからとごまかし続け、
最後のほうでがん末期の痛みにのたうちなから書いたらしいメールには
何も返事がされていなかった。
彼女の関係者が死後にホメオパスおよびホメオパシー協会に問い合わせたら
「がんがこれだけで完治するかどうかは個人差があると説明した」
「選んだのは患者さん本人の自由」
という返事がきたそうだ。

確かに「これを選んだのは本人」かもしれないけど、
標準的な治療を受けた場合との比較なんかを
きちんと理論的に説明したとはとても思えない。
子ができなくても本人が死ぬわけではないが、
「子がほしいけどできない」という焦りがひどくなると、
「がんで死にたくない」がひどくなったのと同じくらい
まっとうな判断ができなくなる。

不妊は「気のせい」「運不運」ではなく、れっきとした病的状態だ。
もちろん1歳でも若ければ妊娠しやすいが、
1歳でも年が上ならなおさら、専門的な集中的な治療をしないと妊娠できない。
サプリでも針きゅうでもヨガでもなんでもやっていいから、
子がほしいけどできないなら「まっとうな不妊治療」と並行して行ってほしい。
このニュースになった人は、無駄なお金と時間を失ったけど
最終的には妊娠できたからラッキーだった。


43歳で第1子妊娠の宮崎宣子アナ、不妊治療中に経験した“良くないなーと思う商売” 「弱っているときにそう言われると……」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=7524158
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