面子は麻雀用語の1つで、牌の組み合わせを言います。
そこから転じたのだと思いますが、麻雀のメンバーを指す事もあります。
ここでは、麻雀の話ではない方の面子について書きます。
面子は、中国語が語源のようで、世間への体面や体裁を意味します。
同じように、世間体や体裁を意味する「顔」と同じような使い方をされていますが、
調べていたら、面子は、
「他人より優れていたり地位的に上位であると本人が思っている場合の、
世間に対する体面や体裁」と書いてあるのを見付けました。
これは妥当なような気がします。
昨日、裁判の再審が決まったいわゆる「袴田事件」で、
検察は再審公判で有罪を立証する方針を明らかにしました。
袴田事件は、ご承知の通り、1966年(昭和41年)、
静岡県の旧清水市で一家4人が殺害された事件で、
袴田巌さんの死刑判決が確定していましたが、
東京高裁は2023年3月「5点の衣類」について、
第三者が捏造した可能性を指摘するなどして、再審を決定しました。
再審が決定した段階で、袴田さんの無実がほぼ確定したと思っていましたので、
検察庁の決定に驚いています。
「5点の衣類」は、事件発生の1年2か月後に
みそ工場のタンク内から発見された
大量の血痕が付着していたとする衣類の事ですが、
これを捏造の可能性があると東京高裁に判示されて、
検察庁は面目丸つぶれになり、面子の問題と感じたのかも知れないなぁと思いました。
袴田事件は、静岡地裁が1968年に死刑を言い渡し、
1980年に最高裁で確定しました。
40年以上前の事件の立証を検察側する事になりますが、
本当に出来るのでしょうか?
地裁が判断して、それを不服とするどちらかが、
控訴、上告となるとかなりの時間が掛かりそうです。
袴田さんは既に87歳で、体調も思わしくないようです。
検察側が面子にこだわって、袴田さんに余分な負担を掛けそうな気がしています。
袴田事件の再審決定に至るまでには、
再審請求を静岡地裁が認め、東京高裁が一度棄却しましたが、
弁護側が特別抗告して最高裁が東京高裁の決定を取り消して高裁に差し戻しして、
上述の再審決定に至った事件です。
簡単に有罪を立証出来るとも思えませんが。
【今日の一句】
乗り越えた 壁の後にも まだ続く
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