mixiユーザー(id:39816565)

2023年06月05日22:39

120 view

聖なる犯罪者(Boze Cialo)

 過去を偽り聖職者として生きる男の運命を描き、第92回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされたポーランド発の人間ドラマ。少年院に服役中のダニエルは、前科者は聖職に就けないと知りながらも神父になることを夢見ていた。仮釈放され田舎の製材所で働き始めた彼は、ふと立ち寄った教会で新任の司祭と勘違いされ、司祭の代わりを命じられる。村人たちは司祭らしからぬダニエルに戸惑うが、徐々に彼を信頼するようになっていく。数年前にこの土地で起きた凄惨な事故を知ったダニエルは、村人たちの心の傷を癒やそうと模索する。しかしダニエルの過去を知る男の出現により、事態は思わぬ方向へと転がっていく。主演のバルトシュ・ビィエレニアが、少年院出身のダニエルと司祭トマシュという正反対の人物像を緊張感たっぷりに演じる。監督は「ヘイター」「リベリオン ワルシャワ大攻防戦」のヤン・コマサ。(映画.comより)





<2021年12月2日 録画鑑賞>

 いい映画でしたね。とある事件から少年院にいる主人公。自分が犯した罪はわかっているけど、できれば人生を立て直したいと思っています。多分、頭もいい。少年院に来てくれる神父さんの説教を真面目に聞いているし、時々は彼の手伝いもするほど、神父さんにも目を懸けられています。そして少年院を仮出所するときも「できれば神学校に入りたい」と相談するのですが、神父さんには「犯罪者は入れない」とはっきり言われます。そうなんだね!例えば仏教なんかだと前科者でも、心がけによっては入門できるはず。「悪人正機説」って歴史でも習ったし。宗教なんて、人々を救うために存在するはずなのに、何なのでしょうね、その決まりは。

 ということで、彼は出所の時、一応職場を紹介されるんだけど、やっぱり行きたくない。どうせそれなりのところだろうし。道中、酒を飲んだり女と遊んだりしてハメをはずした挙句に、その材木店には行かずにふと教会へ立ち寄ります。そこでついた嘘がそのまま信用され、町の新任神父として活動できてしまいます。で、田舎町ってどこでもそうなのか、暗い部分があって(過去に事件があったり、そのせいで村八分の人がいたり)、そんな部分が、型破りな神父によってあぶりだされていく・・・そんな話です。世の中って、いわゆる”普通の人々”が一番怖かったりしますからね、少年院に負けないほど。



<ここからネタバレ>

 で、もちろん嘘はそのうちバレるから、主人公はラストでは少年院に戻っています。そこで因縁の相手と殴り合い。相手をやり込め、逃げる彼の表情を映して映画は突然終わります。彼は逃げ切れたのかな。でも、そんなはずないよね、少年院だし。何重にもガードされてるだろうし。どういう意図があったのか、わからないです。ますます落ちてゆくってことなのか。判断は観客に任されているのかもしれません。


3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年06月>
日 月 火 水 木 金 土
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 

最近の日記

もっと見る