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2023年06月02日23:18

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「勝ち逃げ」だったのか、あの引退劇は。

上岡龍太郎さん死去 81歳 『ナイトスクープ』初代局長として活躍
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=7435067
上岡龍太郎、亡くなる、ですか。夕方、仕事帰りにそのニュースを知ったのですが、笑福亭鶴瓶と2人でMCを務めた『鶴瓶上岡パペポTV』、『探偵!ナイトスクープ』の初代探偵局長、『EXテレビ』(大阪(読売テレビ)制作分)などのテレビ番組で見せる独創的なコメントや毒舌ぶりで、関西のマスメディアが発する“知性”を示した人というイメージがありました。初期には「東京嫌い」を標榜し、東京の人間には若干取っ付きにくい感じがあったかもしれませんが、東京のフジテレビからオンエアしていた『上岡龍太郎にはダマされないぞ!』が人気を集めたように、東京でも受け入れられる存在になった感じがありましたね。
『パペポ』や「アホバカ分布図」を生み出した初期の『探偵!ナイトスクープ』などの印象も大きいですが、島田紳助と2人でMCを務めた『EXテレビ』(日テレ系列で『11PM』の後番組として日テレと読売テレビで制作された)の火曜日バージョンで、テレビの概念に一石を投じるような実験企画を多数放送、特に印象に深いのが、ある日のオンエアで「EXテレビを視聴されている皆さま。ご覧のチャンネルを1分間だけNHK教育テレビに変えてください」と視聴者に呼び掛けたもので、(特に)視聴率を計測する機械を置いているサンプル世帯を中心に、当時0時を以て放送終了としていたNHK教育テレビ(現在のEテレ)を1分間だけ見てもらい、視聴率にどう変化が生じるかを「実験」した企画でした。
上岡龍太郎も島田紳助も、番組の人気の尺度である視聴率に懐疑的だったことで試みられた実験企画だったようで、番組のオンエアがなかったNHK教育テレビ(関西地区)に2%ほどの視聴率がカウントされたらしく、実験としては“成功”だったようですが、『EXテレビ』火曜日バージョンで行われた企画自体が他局に売りに出されたこともあり、今なお放送が続く『開運!なんでも鑑定団』は、番組でオンエアされたその原型と言うべき企画をテレ東が落札したもので、当時のMCだった島田紳助が芸能界引退を表明した記者会見がこの番組のテレ東におけるオンエアの直後だったのは、『EXテレビ』からの『開運!なんでも鑑定団』への思い入れの強さゆえと理解しています。
家族を代表し、長男で映画監督の小林聖太郎が、
「お世話になった方々にも突然のお知らせとなってしまったことを深くお詫びいたします。昨年秋頃、積極的治療の術がなく本人も延命を求めていない、と知らされた時に少しは覚悟しておりましたが、あれよあれよという急展開で母も私もまだ気持が追いついていない状態です。
とにかく矛盾の塊のような人でした。父と子なんてそんなものかもしれませんが、本心を窺い知ることは死ぬまでついに叶わなかったような気もします。
弱みを見せず格好つけて口先三寸……。運と縁に恵まれて勝ち逃げできた幸せな人生だったと思います。縁を授けてくださった皆様方に深く感謝いたします。」
とコメントしていますが、「運と縁に恵まれて勝ち逃げできた幸せな人生」、息子の目にはそう写っていたのですね。大学受験に失敗したと語っていたことがあり、そこから、あのようなキャラクターの上岡龍太郎になったのでしょう。一時期、大阪版の永六輔のような存在を目指していたような感じに見えたことがありましたが、21世紀に入る寸前に引退というところが、ある意味「勝ち逃げ」な感じだったのかもしれません。
肺癌と間質性肺炎で、81歳で亡くなったとのこと。合掌。
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