電車やバスなどで、お年寄りや体の不自由な人に席を譲る行為は、日本ではあまり見られません。私は5年間「ヘルプカード」を鞄につけてシルバーシートのところにいますが席を譲ってくれる方は一人もいませんでした。いや、2日前の第一ホテル両国で懇親会の帰りの電車で韓国の女性に席を譲って頂いたので感動しました。感謝です。
特に通勤時間で混み合っているときならばなおさらです。病人や妊婦などは病院に通院するためラッシュの時間とどうしても重なってしまいます。日本人には思いやりという言葉なくなってしまったのかもしれません。ところで海外ではどうなのでしょうか。
ニューヨークでの地下鉄での妊婦に対する乗客の扱いに関する記事が掲載されていたのでご紹介します。掲載記事には、妊娠6カ月の女性に依頼して、通勤ラッシュが激しい路線で調査を実施したところ、乗客の中に、妊婦が目の前に立っていても気付かないふりをしている人もいたが、それでも3分以内に、席を譲る結果が出ました。
席を替わってあげた乗客に話を聞いたところ、「妊婦を守るのは当然」「自分も妊娠していたときは大変だった」などというような、当たり前に席を譲るという感覚でした。席を譲らなかった人も、「気付かなくて、ごめん」と素直に反省している点は素晴らしい。
実験の結果、危ない町ニューヨークに対する見方が変わりました。逆に掲載されている記事によると妊婦女性は、電車で席を譲ってもらうには工夫が必要だといいます。たとえば、座っている人と目を合うようにしたり、疲れた態度を見せたりするそうです。ちなみに日本で行っても若者は寝たふりをするだけでしょう。
よく電車やバスの中で、子供を座らせて親が立っている情景を見かけ情なくなります。中学生や高校生の親にもそれを見かけることがあるほどで、その過保護ぶりには呆れてしまいます。このような子供が大人になった時に、老人やからだの不自由な人に席を譲るようなことはしないでしょう。シルバーシートの席に座って、眠ったフリをしている哀れな若者になってしまうのです。
私は子供が小さい頃は一緒に山登りを何度も経験させました。山登りなどをさせると根性がつきます。長い道のりを、リュックサックを背負って昇り降りするのです。だが、多くの親は自家用車に子供達を乗せて、遊園地を連れ歩いているので、子供を虚弱にしています。このような子供は、ちょっとした困難に出会っても、すぐに挫折してしまうでしょう。
休日などには自然の中に連れ出して、山登りやウォーキングなどの機会を十分に与え、体力がつくように、気力がつくように、指導してあげるような親になって下さい。適応能力をひろげ、ちょっとやそっとの困難に出会っても挫折しない子供にする重要な方法です。
がんばる力がついてきますと、子供はたくましくなります。とくに思春期以後になって、体が不自由な方を手助けできる素晴らしい心をもつ若者になることでしょう。未来の日本が楽しみです。
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