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2023年05月12日18:49

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原�錣気鵝ΑΑ�

 昨日、作家の原�錣気鵑�5月4日に亡くなったとのニュースがありました。
 直木賞を受賞していますが、余り有名な作家ではないような気がしますが、
 一方で熱心なファンのいる作家だったと思います。
 僕もその一人です。
 1946年12月18日、佐賀県鳥栖市生まれで、
 九州大学文学部美学美術史科を卒業後、
 上京して、フリージャズ・ピアニストとして活動した後、
 鳥栖市に帰郷して執筆活動を行って来ました。

 最近は多作の作家が多いですが、原さんは寡作でした。
 これまでに出版された長編は5作だけで、あと短編が1冊だけのはずです。
 その5作は、
 『そして夜は甦る』(1988年4月)
 『私が殺した少女』(1989年10月)
 『さらば長き眠り』(1995年1月)
 『愚か者死すべし』(2004年11月)
 『それまでの明日』(2018年3月) で、いずれも早川書房で出版されていて、
 『私が殺した少女』で直木賞を受賞しています。

 5作とも主人公は、西新宿に事務所を構える私立探偵の沢崎です。
 アメリカの作家レイモンド・チャンドラーの影響を受けた作風で、
 日本のハードボイルド小説界に新風を巻き起こしたと評されています。
 スポーツ報知に載っていた、2005年1月12日のインタビュー記事では、
 「一つの章を書いている時、次の章はゼロでないと駄目。
  先が分かっているほど、興味がそがれる。
  読者が読むように書いていく。
  だから、1作、書き終わるたびに空っぽになるんです」と明かしてくれた
  独自の創作法。
  1行1行を命を削るように書き、誰もが称賛する美しい文章を生み出す執筆法が
  寡作の理由だった。」との事です。

 僕が『それまでの明日』を読んだのは、出版されてから時間が経った、
 2020年2月の事でした。
 ファンとは言いながら、本は買わずに図書館で借りるだけなので。
 沢崎は、煙草を吸い、携帯も持たず、パソコンも使わない、
 正に昭和の時代の探偵です。
 最後に東日本大震災について触れられていました。
 次作では、携帯やスマホなど、現代社会の情報化をどのように反映させるのかと
 楽しみにしていたのですが、
 残念ながら、次作は読めなくなってしまいました。


【今日の一句】
 勇気なく 映画館の前 素通りし
 アッチ系の映画です。 

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