一昨日の読売新聞オンラインに、
『「瀬戸内のハワイ」に高額納税者が複数転入、
町民税収が6・7倍32億円に』との記事がありました。
「瀬戸内のハワイ」は、山口県の周防大島町の事です。
そのような呼び方があるのは知りませんでした。
周防大島は、僕が敬愛する宮本常一の生まれた島です。
宮本の代表作「忘れられた日本人」では、
周防大島に住んでいた彼の祖父の話も出て来ます。
そんな事から、かねてから行ってみたい所の1つですが、
まだ果たせていません。
調べてみたら、宮本の記念館も出来ているようです。
さて、この周防大島町の2022年度一般会計の町民税収入は、
当初予算のでは4億8400万円でしたが、
複数の高額納税者が転入し、計27億4100万円の納税があった事で、
当初予算の約6.7倍になったとの事です。
藤本浄孝町長は思わぬ町民税の激増に
「町始まって以来のことではないか。ありがたい」と喜びながらも、
「戸惑いも大きい」と話していると報じられています。
町長さんの戸惑いは、
税収が増えれば、地方交付税が減額になると言う事にあるようです。
確かに、地方交付税は、
基準財政需要額と言う、町の規模から算出される歳出の理論値と、
基準財政収入額の差額を補填するものですから、
税収が増えれば、交付税が減って、それほどの増収にはならないかも知れません。
とは言え、自主財源が増える訳ですから、悪い話ではないと思います。
この高額納税者とはどのような人なのかと気になるのが人の常かも知れません。
町関係者によると、海外で事業を展開するなどしている経営者ら複数の人が、
移住してきたことが増収の理由との事です。
今年1月末の町の人口は1万4285人で、
ピークだった1947年の5分の1程度まで減り、高齢化率は5割を超えるとの事です。
町は移住政策に力を入れており、2〜4週間のお試し生活などを行っていて、
2021年度までの5年間で、町には2256件の移住相談が寄せられ、
少なくとも65世帯123人が移住したとの事です。
周防大島町は、以前から貧しい所で、
「瀬戸内のハワイ」と呼ばれるのは、
明治から大正にかけて、
大島からハワイへ約4,000人もの海外移民が行われたこともあったようです。
日本の地方、特に郡部はどこも過疎化が進み、厳しい財政状況が続いています。
このような突然の話を、羨ましく思っている所も多いでしょうね。
【今日の一句】
梅酒だよ 今流行ってる 毒じゃない
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