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2023年03月05日16:01

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明日に向かって笑え!(La odisea de los Giles)

 アルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」の脚本家エドゥアルド・サチェリと主演リカルド・ダリンが再タッグを組み、金融危機のおかげで夢も財産も奪われた小さな町の人々の奇想天外な復讐計画を描いた痛快ヒューマンドラマ。2001年、アルゼンチンの寂れた田舎町。元サッカー選手のフェルミンら住民たちは、放置されていた農業施設を復活させるため、貯金を出し合うことに。しかしその金を銀行に預けた翌日、金融危機で預金が凍結されてしまう。しかもこの状況を悪用した銀行と弁護士に預金を騙し取られ、住民たちは一文無しに。奪われた夢と財産を取り戻すべく、驚きの作戦を練る彼らだったが……。リカルド・ダリンの息子で、「永遠に僕のもの」で知られるチノ・ダリンが出演し、父子共演を果たした。(映画.comより)





<2023年2月25日 録画鑑賞>

 おもしろかった!実は公開時に見れなくて、心残りだった作品。出来過ぎな感じもありますが、実に痛快でおもしろい映画でした。主演のおじさん、どこかで見たことがあると思っていたら、そう、アルゼンチンの名作「瞳の奥の秘密」で主演だった俳優さんですね!あの映画のラストは、心底恐怖を感じました。忘れることのできない名作です。後にアメリカでリメイクされたと記憶していますが、ほとんど話題にならなかったと思います。多分大コケしたかと。

 今回はそんなシリアスな話ではなくて、腹黒い金持ちや権力者をギャフンと言わせる庶民の話。しかし、悪い奴らって本当に悪いですね。金融危機で口座凍結されるのを知ってて、融資をエサにお金を貸金庫から普通預金に移させる。そして、凍結されたら現金はさっさと持ち逃げ。後は知らん顔。だって凍結は国の責任だもんね〜って顔です。別にお金に困っているわけではないのに、むしろいっぱいあるのに、なんでこんな”普通の人々”までをも騙して自分だけガッポリいい思いをしようとするのでしょうね。まぁそんな地位のある奴って、痛手を被ってもあの手この手でちゃ〜んと自分は生き残ってたりするんだろうけどね。

 しかし、悪事はやっぱり漏れます、どこからともなく。庶民のネットワークを軽んじてはいけません。村の仲間、その友人たちは、銀行に勤める友人がいたり、病院に入院していたり、はたまた医療に従事したりしていて、至る所に存在しているのです。そして、なけなしのお金を集めた村の仲間は運命共同体。その団結の強さは権力者の想像を超えるのです。

 少し前に見た「ドリームホース」みたいな感じですが、あの映画は悪役が存在せず、わりと希望に満ちた話でした。でも、いろんなクセのある住民たちが寄ってるところは同じテイストです。真面目に働いているいい奴なんだけれどバカの兄弟とか、本当に爆笑でした。

 楽しかったです。少しうまく行きすぎなところはあるとは思いますが、映画ですから、それくらいの方が見やすかったかなと思います。疲れているときにおススメします。
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