無痛分娩は、簡単に言えば「下半身麻酔をした状態での分娩」です。
本当の腰椎麻酔をしてしまうと呼吸止まったりするので、
「硬膜外麻酔」と言って「硬膜外」のスペースにチューブをいれて
麻酔薬を調節しながら入れます。
ただこれでも、麻酔ききすぎて呼吸停止とありえます。
分娩は時間がかかるから、妊婦さんの動きでチューブがずれて
「硬膜外にあったものが腰椎の髄腔内に」ってことがあるのでね。
だから、無痛分娩時は麻酔科医がほぼ付きっ切りです。
産婦人科の開業病院なら、よほど大きい施設、医者複数で分娩数多くて、
無痛分娩が週2,3件あるなら麻酔科ドクター雇えるかな。
それにしても麻酔科医も不足してますのでね。
産婦人科医自身が麻酔科研修して資格をとればいいんだが、
その場合、その産婦人科医自身がその日はその分娩に付きっ切り。
他の人が分娩になっても立ちあえず、外来診療もほぼ不可能。
…結果として、ものすごく豪華な金額で行うことになりますね。
安い値段でお産がしたい?
じゃあ政府に金出すように言ってください。
お産も命がけでしょうけど、産婦人科医も命削ってお産とってます。
さらに、安い値段で無痛分娩したいとか、
麻酔科医の命まで安く買わないでください。
麻酔科医がいないとどんな手術もできません。
大事なんです。でも減ってるの。やっぱり大変だからね、仕事が。
麻酔科医と産婦人科医、どっちも医療界の絶滅危惧種。
それがタッグを組まないと不可能なのが無痛分娩。
無痛分娩自体は母体にも胎児にも負担が少ないお産です。
推奨するかしないか?って言われたらもちろん推奨します。
でも、日本全国どの地域でも無痛分娩できる病院を作れ、って
めちゃめちゃですよ。
くそど田舎のほとんど老人患者しかいない超赤字病院で、
お産したいから産婦人科医雇えとかいうのと同じくらい無理です。
そういう土地じゃ、もし妊婦がいたら分娩前に一時的に引っ越すくらいですよ。
もちろん陣痛来てからお産する大きい街に向かったら間に合わないからです。
都会に住んででいい条件で無痛分娩ができる方々は、ラッキーですね。
どうしても無痛分娩にしたい、でも近くにない、場合には
上記の「くそど田舎に住む妊婦」みたいに一時的に引っ越したらいかがでしょうか。
■6人に1人が無痛分娩を選択 「産後の体力を温存しておきたい」「痛いのが苦手」 コロナ禍も背景に
(まいどなニュース - 02月12日 19:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=262&from=diary&id=7298396
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