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2022年09月10日15:15

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ライダーズ・オブ・ジャスティス(Retfaerdighedens ryttere)

 「アナザーラウンド」のマッツ・ミケルセンが主演を務め、列車事故で失った妻の復讐に燃える軍人の姿を描いたアクション。「アダムズ・アップル」をはじめ、数多くの作品でミケルセンとタッグを組むアナス・トーマス・イェンセン監督がメガホンをとった。アフガニスタンでの任務に就いていた軍人のマークスは、妻が列車事故で亡くなったという報せを受け、悲しみに暮れる娘の元に帰国する。そんなマークスのもとに数学者のオットーが訪ねてくる。妻と同じ列車に乗っていたというオットーは、事故は「ライダーズ・オブ・ジャスティス」という犯罪組織が、殺人事件の重要証人を暗殺するために計画された事件だとマークスに告げる。怒りに震えるマークスは妻の無念を晴らすため、オットーらの協力を得て復讐に身を投じる。(映画.comより)





<2022年9月7日 wowow鑑賞>

 wowowリアルタイムではなくて、録画して間もなく見たのですが、今回は<録画鑑賞>ではなくてリアルタイムということで、先に感想書きます。なぜなら、予想に反してとてもおもしろかったからです。この作品は、田舎に降りてこなかったので、なんとなく知っている程度で「強〜いマッツの復讐物語かぁ」と、よくある話と思い込んでいました。

 ところがところが!さにあらず。おもしろかった!マッツは確かに軍人で強いのですが、それは単なる設定で、要は”バタフライ・エフェクト”だと思うのです。

 冒頭、少女が祖父と自転車を買いに来ました。でも、赤しかなくて青が欲しかった少女は、取り寄せてもらうことにしました。でも、その自転車屋さんは不法なお店だったようで、青の自転車をかっぱらってくるのです。あるいは、かっぱらわれた自転車を安く買ってるか、そんな感じで、とにかく青の自転車は盗まれるわけです。それが、マッツの娘さんの自転車で、娘は学校へ行けません。母親に送ってもらおうと思ったのに、今度は車の調子が悪くてエンジンがかかりません。そこへ、父親(マッツ)から電話。任務が伸びたから、またしばらく帰れない、と。ショックを受けた母親は「今日はもういいよね。学校休んで買い物に行っちゃう?」な〜んて粋な誘いをかけるものですから、娘も「そうしちゃおう!」と、動かない車を置いて電車で出かけました。

 他方、某研究所でアルゴリズムの解析を専門とする研究者がプレゼンをしています。しかし、そのプレゼンがあまりにアホらしいので彼らはクビになります。いつもより早く帰宅の途に就いた研究者の一人オットーは、いつもは乗らない時刻の電車に乗り、あちこち見まわしていました。すると、女性二人が乗って来て座席が空いてなかったので立っているではありませんか。早速オットーは女性に席を譲ります。これがマッツの妻と娘。座席は一つなので、母が座ります。とその直後、脱線事故が発生し、先頭車両3つの右半分(左半分?母親が座っていたほう)は大破。母親は亡くなってしまいます。娘とオットーは無事でした。

 訃報を受けるマッツ。慌てて帰国します。ここで、死亡した人の中に、3日後にマフィアの不正を証言するはずだった男が含まれていたことがわかります。こんな偶然、起きるでしょうか。アルゴリズムの専門家オットーは、深い疑問を抱きます。あの時、あの場所に僕はいたのだ。そう言えば、怪しげな行動を取っていた男がいた、とか、いろいろ思い出してきます。絶対に怪しいと思ったオットーは、ヲタク仲間の天才ハッカーや仲間たちと共に、詳細な事実を調べ上げます。これは偶然の事故ではない、と確信したオットーは、マッツに会いに来ます。「奥さんと同じ車両に乗っていた」と。

 ここで終わりではありません。話は紆余曲折を経て、信じられない方向に進みます。登場人物たちも、一癖も二癖もあるのですが、みな魅力的。私は”ウクライナ人”と呼ばれていた男娼の青年が好きでした。なかなかのハンサム、幼少期に親に売り飛ばされたにもかかわらず、それを恨むこともなく(恨む時期が過ぎたのかもしれないが)、家事全般何でもこなし、しかも優しい。私も、こんな友人が欲しいと思いました。

 いや、おもしろかったですねぇ。期待してなかっただけに、つい夢中で見てしまいました。これはおススメです!
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