■平幕逸ノ城が初優勝 力士大量休場、異例の名古屋場所
(朝日新聞デジタル - 07月24日 17:36)
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大相撲七月場所千秋楽、三敗で並んでいた横綱照ノ富士と前頭二枚目逸ノ城ですが、先に土俵に上がった逸ノ城が前頭三枚目の宇良を寄り切りに退けた一方、勝って決定戦に駒を進めたかった横綱照ノ富士は結びの一番で大関貴景勝の押し出しに屈し、逸ノ城の初優勝で幕を閉じました。
さて、7勝7敗で勝ち越しを賭ける宇良との一番に臨んだ逸ノ城。宇良の上手をがっちり掴んで動きを止めての寄り切りでまず12勝3敗とし、結びの一番を待つことに。そして、その結びで貴景勝が大関の意地を見せて横綱を下からの攻めで弾き返し、押し出しで一蹴。逸ノ城が三敗を守って優勝の可能性が潰えたばかりの中、直近の一番で若隆景を叩き込みに仕留めて二桁に乗せ、昨日の横綱戦に続いて大関の務めを果たした正代に影響されたか、大関貴景勝が存在感を示して11勝4敗とし、決定戦無しで逸ノ城の初賜杯に。表彰式でのインタビューで「決まってくれてよかったです。」と素直に語った逸ノ城ですが、13勝、14勝しても優勝できなかった悔しさもあったようですね。先場所をコロナ感染で全休し、休場明けとなった今場所の土俵については「コロナにかかってほかの力士より休んだと思って、その分やってたんでよかったです。」と、場所前の稽古が十分できたことを語っていました。
さて、今場所の三賞ですが、殊勲賞が優勝の逸ノ城、敢闘賞は「勝つこと」が条件だった新入幕の錦富士が対戦相手北勝富士のコロナウイルス感染による休場で不戦勝となり、受賞。技能賞は該当者無し。それにしても、新型コロナウイルス感染拡大で関取の休場は戦後最多の23人を数える異常事態となり、ついには、八角理事長(第61代横綱北勝海)が師匠の八角部屋でも北勝富士が感染、十両取組中の協会御挨拶は務めたものの、表彰式の任務を理事で事業部長を務める陸奥親方(元大関霧島)が代わりに務めました。お陰で、本来21番ある幕内の取組が昨日の発表時点で16番となり、さらに北勝富士と隠岐の海が休場し14番に減少。幕内対十両が2番あり、幕内力士同士の取組はわずか12番だけという千秋楽となりました。その影響か、千秋楽の「是より三役」の揃い踏みに西前頭十一枚目の翠富士が登場、初の役力士との対戦となった小結豊昇龍を渡し込みで制して二桁に乗せました。
急速な拡がりを見せる新型コロナウイルス感染に翻弄されたこの令和四年の大相撲七月場所も何とか幕を閉じることができましたが、来場所の番付がどうなるのか、審判部もいつになく「頭の痛い任務」を課せられることになりますね。
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