方舟と言ったらプロレスリング・ノア。
数年前にサイバーファイトの一員となり、新日と並ぶ業界の盟主に掛け上がるかと思いましたが、なかなかそうはいかない…いや、足踏みしている印象です。
もちろんコロナ禍の影響は大きく、業界トップの新日でさえ集客に苦労している状況ですが、ノアは団体の方向性に纏まりが欠けると言うか…あれもこれも狙い、そのどれもが決定打になれていない…と言う印象は的外れでしょうか。
かつて新日が暗黒期から抜け出した時は、棚橋&中邑、そしてオカダや内藤という新たなスターが出てきました。
まだ充分に実力を持っていた第三世代ではなく、新しい世代をメインとする事で、新たなファンを獲得してきたのでしょう。
もちろん、ブシロード体制になって色々な媒体に登場させた事で、世間的な知名度が高まった事が大きいと思います。
そしてノアですが、現在のサイバーファイト体制、その前のリデット体制も新日のV字回復を手本としているな…と感じる事は多々有りました。
中でも清宮を一気にエースとしようとしたのは、その最たるものだったと思います。
しかし、リング上で何をメインにしていくかという点で、この数年は新日とは異なる手法を模索しているよう。
まだ実力は持っていても、新日では40代半ばを越えると、メインストリームから離れていきます。
逆にノアではフリーや他団体のベテラン選手を多く登場させています。
例えば武藤であり、藤田であり、最近では現GHCチャンピオン小島です。
もちろんそれも一つの方法でしょう。
ノアの選手を見て貰う為に、ベテラン選手で観客を呼ぶというのは有りです。
それに、小島らベテラン選手は新日ではあまり出番が無いのに、ノアではベテラン選手の需要が高いのなら、正にうってつけとも言えます。
しかし、ノアの選手にとってそれが良いのかどうか?
そんなノアの中でも、なんだか前チャンピオン潮崎が目立ちません。
むしろ、金剛の2トップ、拳王と中嶋の方がずっとイキイキしている印象を受けます。
特に中嶋、何年か前にヘラヘラ系のヒールターンした頃は似合わないなぁと思っていましたが、昨年北宮に敗れて髪を切ってから、存在感がぐっと高まった気がします。
先だって行われたサイバーファイトフェスにて、同じ運営会社となるDDTの選手と戦ったのですが、その前にDDTの選手がノアのリングに乱入してきた事が有ります。
その時、DDTのチャンピオン遠藤が中嶋に対して「ケンカを買いに来ました」と凄む…
それに対する中嶋の表情が良かった!
鼻先で笑いながら「安っぽい事言ってんじょねぇーよ!」と言っているのが聞こえてきそうです。
対抗戦はやはりこうでないと!
中嶋もスッカリ良いキャラになりました!
それに比べて清宮は自己主張が足りない印象です。
特に武藤が来てからはそれが顕著です。
武藤の引退ロードは、今週末の清宮戦から始まるので、ここでどれだけのモノを得て、どれだけのモノを残せるか?
ここは正念場です。
それにしても、やはり武藤の存在感は別格。
引退したら、マスターズ興行を再開して欲しい!
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