世界中を震撼させた、ロシアによるウクライナ侵攻から2月半を越えました。
色々な見方は有るでしょうし、予断は許さないと思いますが、予想以上にロシアが苦戦している事は間違い無いでしょう。
これを見て私が連想したのは幕末におけるる徳川幕府です。
関ヶ原&大坂の陣の勝利により、徳川幕府は安泰となり、太平の時代が長く続きました。
かつて旗本八万騎と言われて圧倒的だった幕府の兵力ですが、この太平の時代にかなり形骸化していたよう。
それでも大きな力を持っていた事は確かですし、幕末には幕府陸軍と呼ばれる洋式軍隊も持っていました。
しかし…
旗本はもちろん、幕府陸軍も天狗党の乱、第二次長州征伐、そして鳥羽伏見に始まる戊辰戦争にて活動していたようですが、活躍したとは言えないでしょう。
また開陽を始め、榎本武揚の幕府海軍も有りましたが、開陽は沈んでしまい、やはり活躍したとは言い難い。
全体を通して見れば、巨大に見えた兵力が砂上の楼閣の如く、脆くも崩れ去ったという印象です。
現在のウクライナに対するNATOのように、英国などによって、新型の銃が薩長側に渡っていた事も大きいでしょうし、錦旗により賊軍となった幕軍が戦意を喪失し、現在のロシア兵のように士気が低かった事も大きいでしょう。
また、かつて欧州の仲間入りを画策した事も、大政奉還後に雄藩連合の盟主を狙った幕府に準えるかもしれません。
と言って、大統領は将軍慶喜のように自ら謹慎する事は無さそうです。
ここまでは幕末のようでも有りましたが、ここからは旧ソ連と同様の道を辿るのか?
ところで、前述の開陽は幕府海軍の象徴とも言える艦でしたが、それの喪失に匹敵、いやそれ以上に象徴的だったのはスラバ級巡洋艦モスクワの沈没です。
個人的には、丸とかザ・マーチなど、ミリタリー雑誌を中2辺りで見始めたのですか、当時はソ連の脅威が喧伝された時代で、バルコム(つまりバルト海沿岸で建造された)とかブラックコム(黒海沿岸で建造された)と呼ばれた新時代のソ連軍艦が次々と登場していたのです。
それらがキーロフ、ソブレメンヌイ、ウダロイ、そしてモスクワを含むスラバの各級です。
特にスラバ級を初めて見た時、「これまた凄いスタイルの艦が出てきたな…しかし、これってダメージコートロール上、不利なのではないか?」と感じたもの。
反面、かつての戦艦(よりはずっと小さいですが)に通ずる威容であり、艨艟とは正にこれだな!とも感じておりました。
その意味で、モスクワ撃沈はちょっと複雑な想いも無きにしもあらず。
因みにスラバ級は4隻建造されたうち、3隻が完成し、残る1隻はウクライナが引き継いだものの、完成には至らぬまま、売却先を探していた…と聞いていましたが、どうなった事か?
20000tを超える大鑑であるキーロフは4隻中2隻が残っており、うち1隻が改装中…となっていますが、完成出来るものかどうか?
これは唯一の空母であるクズネツォフも同様です。
それにしても、どういう終わり方をするのか?
まだまだ見えてきません。
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