狂犬病は、発症すれば100%死ぬ病気、と思っていたほうがいい。
狂犬病ウイルスを持っている可能性のある動物に噛まれたら、
発症する前にワクチンを打てばかなり高い確率で発症が予防できる。
噛まれてから発症まで数年かかることもあるので、
噛まれたあと死んでいないならワクチンを打つのに遅すぎるということはない。
ただし、ワクチン打てば100%発症しないわけではない。
そのときに行えるかもしれない「実験的治療」がミルウォーキープロトコールだ。
この治療は簡単に言うと、患者を昏睡状態において治療する。
狂犬病ワクチンは脳まで至って患者の命を奪うので、
昏睡状態にすることで脳活性を下げ、脳全体にウイルスが回るのを遅くするのだ。
この治療は過去に50人に行われ、命が助かったのは6人である。
助かった人たちも歩行障害などの後遺症がある。
厳密に計算すれば、「狂犬病発症すれば死亡率は99.99%以上」であって
「100%」ではないが、いつでもどこでもミルウォーキープロトコールが行えるわけでない。
そしてミルウォーキープロトコールでも50人中44人が死んでいる。
狂犬病が全く発生していない「清浄国」は日本以外には数か国しかない。
だから海外旅行のときはワクチンを受けたほうがいいし、
万が一何かの動物に噛まれたら追加接種を受けておくほうが安全だと思う。
…といったん文章を終わらせてからいうのもなんだが、
「清浄国」である日本にも怖いことがあってそれが「輸入ペット」である。
いかにも正規のルートで輸入されたような顔をした密輸入ペットは
実はけっこうたくさんいる。
そういうペットはもちろん検疫していない。
狂犬病もそうだが、何の病気がいるかわからない。
「珍しい、他人があまり飼ってないペット」を飼うときは注意が必要だし、
他人が飼っている「珍しいペット」も近寄らないほうが無難だ。
ウクライナから愛するわんこと避難してきたお方は気の毒な立場ではあるが、
わんこが狂犬病にかかっていないとは言えないので、きちんと検疫を受けてほしい。
■ウクライナ避難ペット検疫で注目「狂犬病」どんな病気?�狠彁猯�100%�瓩陵�由 日本が撲滅できたのは…
(ウィズニュース - 04月20日 07:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=6928961
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