日記題名にしたようなセリフを偉そうに吐く方々がおられますが。
あのさー、妊娠してみなよ。
10か月のあのでかい腹になるまで、
つわりだの腰痛だの腹の皮がかゆいだの、いろんな「具合悪さ」があるんだよ。
そんなもんがまんするくらいなら中絶のほうがまし、と思っても不思議じゃない。
それでも10か月まででかい腹をかかえたんでしょうに。
しかも「周囲に知られたくない」の事情とか気持ちあるから、
具合悪くても普通のふり、腹がでかくてもでかく見えない服、
すげー苦労したと思うわ。
ワシら産婦人科医が見ると「ああ妊婦」とすぐわかるけど、
街中でそういう人を見かけても
「ちゃんと検診に行ってますか、母子手帳ありますか?」とか
まるで職務質問みたいに聞いたりしないよ。
たぶん行ってるんだろうな、と思うだけ。
沖縄のビーチにいてうつむいて腹をなでていたら
思わず声かけてしまうけどね。
とにかく。
10か月になるまでがんばって周囲に隠して生きるってのは
並大抵なことではございません。
「無責任に産み捨て」とかほざくやつは、
妊娠してもフツーと同じと勝手に思い込んでいるだけじゃないのか?
もしくは自分は楽だったから他の人も楽だろうとか。
(…他人に妊娠を隠すだけでもあんたと事情が違うだろうに)
そういうわけでね。
国が面倒を見てくれるからって、どんどん妊娠して
ばんばん産み捨てる女が増えるとかいうことは、絶対にないです。
そして、どうしても身元を明かしたくない、と妊婦が言ったら
「なんで身元を明かしたくないの?」と聞いてもダメでしょ。
そこまで含めて「明かしたくない」んだからさ。
聞いたってどうにもならんわな。
だから「この紙にとりあえず書いてもらって」「自分以外は誰も見ませんので」
っていうことにして、
もちろん書いてある住所とか名前が実在かどうかはちゃんと調べて、
(子が一定年齢になったとき希望すれば知る権利あるのでウソはダメ)
で、何もいわずに「母不詳」と公の書類に書いてお産してもらう、
しか手段はないと思う。
何のための手段って、母子の命を守る手段ね。
どうにもならなくなってトイレで産んで母は出血多量で子は低体温で、
とかいう現場はいやだろ。
■「赤ちゃん守るため他に方法あるか」 院長が訴える内密出産の必要性
(朝日新聞デジタル - 02月21日 12:06)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6859036
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