今年から来年にかけての冬は、昨年の暖冬から一転して、平年より寒くなると予想されています。急な気温の変化により、風邪を引きやすくなります。急に寒くなることで他の危険性も出てきます。路面が凍結したり、体がこわばったりすると、滑ったり、段差などでつまずくリスクも高くなります。
仕事中、商品を運んでいる最中に転んで捻挫をした、骨を折ったとなると労働災害になります。厚生労働省の「職場の安全サイト」では、労働災害統計だけでなく、労働災害事例やヒヤリ・ハットが多数掲載されています。
例えば、段ボールなどをとりあえず床に置きっぱなしにしていませんか。不安定な場所に物を積み重ねて、今にも崩れ落ちそうになっていることはありませんか。労働災害で一番多いのが転倒(滑り、つまずき、踏み外し)によるもので全体の約25%を占めています。
転倒の際に打ち所が悪かったり、骨折したりすると1か月以上の休業が必要になる場合もあります。怪我をする・痛い思いをするのは、本人ですが、年末年始にかけて忙しくなる中、貴重な戦力が抜けてしまうのは、会社にとっても大きな痛手です。
簡単にできる転倒予防策としては「作業場所の整理整頓」「作業場所の清掃」「毎日の運動」の3つがあります。整理整頓によって物が急に落ちる等のアクシデントを防ぎ、清掃によって足元の安全を確保することができます。
そして、運動によって体の可動範囲を広げたりバランス感覚を鍛えたりすることで、そもそもの転倒リスクを小さくし、いざという時には受け身を取ってダメージを少なくすることが期待できます。また、ヒヤリ・ハット集を見ていると多分いけるだろうとほんの少しの無理をしたことが、大怪我に繋がりかねない状況を引き起こしている事がわかります。
事前にヒヤリ・ハットや労災事例を見て「危険な状況」を知ることで、大きな事故を防げるかもしれません。労災は、いつどこで発生するかわからないものです。この機会に一度身の回りのチェックをして頂ければ幸いです。
ログインしてコメントを確認・投稿する